2023年1月30日、香港メディアの香港01は、豊田章男社長(zhǎng)が4月1日付で退任する人事を発表したトヨタ自動(dòng)車の今後について分析する記事を公開した。

記事は初めに今回のトヨタ自動(dòng)車の社長(zhǎng)交代人事について「4月1日付で現(xiàn)社長(zhǎng)で創(chuàng)業(yè)者一族出身の豊田章男氏は代表権を持つ會(huì)長(zhǎng)に、53歳の佐藤恒治執(zhí)行役員が社長(zhǎng)を引き継ぐことになった。佐藤氏はエンジニア出身で、現(xiàn)在レクサスインターナショナルおよびGAZOOレーシングカンパニーのトップを務(wù)めている。66歳の豊田氏は公式YouTubeチャンネル『トヨタイムズ』でのオンライン會(huì)見で『私は古い人間。どこまでいってもクルマ屋。クルマ屋を超えられない。それが私の限界』と述べた。13年にわたってトヨタ自動(dòng)車社長(zhǎng)を務(wù)めてきた豊田氏は、會(huì)社の將來を見據(jù)え、近年同社上層部の世代交代を望んでいた」と説明した。

次に、豊田社長(zhǎng)在任期間中のトヨタ自動(dòng)車関連の出來事について「2009年の社長(zhǎng)就任後、豊田氏が直面した苦難は少なくない。就任當(dāng)時(shí)は08年秋の米リーマン?ショックの影響で71年ぶりに営業(yè)赤字に転落していた。翌年には米國(guó)でアクセルペダルの不具合に伴う一連の大規(guī)模リコール（回収?無償修理）問題が起こり、豊田氏自らが米下院公聴會(huì)で証言に立つことになった。11年には東日本大震災(zāi)で、生産體制の立て直しに追われた。これらの荒波を乗り越えた豊田氏の下で、トヨタ自動(dòng)車は輝かしい時(shí)代を迎えた。20年には新車販売臺(tái)數(shù)で獨(dú)フォルクスワーゲンを抜いて世界一となった。21年には米國(guó)での自動(dòng)車販売臺(tái)數(shù)で米ゼネラルモーターズ（GM）を抜いて首位になった。22年3月期の決算では、営業(yè)利益が前期比36％増の約2兆9900億円、純利益が前期比27%増の約2兆8500億円になった。30日に発表された最新のデータによると、22年にトヨタは1050萬臺(tái)を販売し、3年連続で世界一になった」と説明した

一方で、「しかし、これらの輝かしい業(yè)績(jī)を根拠に、同社の経営が全て思い通りになっていたとは言い切れない」とし、「トヨタ自動(dòng)車は電気自動(dòng)車（EV）の開発、生産競(jìng)爭(zhēng)では優(yōu)勢(shì)に立っているとは言えない。テスラ社や比亜迪（BYD）などの企業(yè)に歐州や東南アジアの市場(chǎng)を奪われており、企業(yè)戦略の転換という巨大な試練に直面している」と指摘した。

さらに記事は「EVをめぐって、トヨタ自動(dòng)車は豊田社長(zhǎng)の下で、ハイブリッド車（HV）とEVのコア技術(shù)が同じで、ハイブリッド車の開発がEV発展の助けになる事を根拠に、ハイブリッド車にガソリン車、水素自動(dòng)車も含めた『全方位戦略』を進(jìn)めてきた。これにより、豊田氏やトヨタ自動(dòng)車は、HVとEVの間で日和見をしている印象を持たれただけでなく、『EV反対派』のように誤解されてしまった」と説明?！窰VからEVへ転換する時(shí)代のスピードは、豊田氏が考えるよりも早かったようだ。21年7月にEUは、35年にガソリン車などの內(nèi)燃機(jī)関車の販売を事実上禁止することで合意した。その中にはHVも含まれている」とした。

また、「22年にトヨタが販売した1050萬臺(tái)のうち、EVは前年比5％増の270萬臺(tái)だったが、その大部分（260萬臺(tái)）はハイブリッドモデルで、完全EVは事実上『bZ4X』1種類しかなく、さらに『bZ4X』は昨年の発売開始直後に車輪が脫落する不具合を起こし、一度生産を停止したことがある。海外投資家や環(huán)境団體からは、日本の自動(dòng)車メーカーの対応の遅さを批判する聲もあり、トヨタに対してはEV化の流れを遅らせているとの意見もあるが、トヨタを中心とする日本の自動(dòng)車メーカーは政府にプレッシャーをかけて、昨年7月に閣議決定した経済?財(cái)政運(yùn)営の指針『骨太の方針』の中の一つである『35年までに新車販売を電動(dòng)車100％とする目標(biāo)等に向けて』の『電動(dòng)車』にHVも含むよう修正させるなど、あくまでも立場(chǎng)を死守するようだ」と続けた上で、専門家が「トヨタは當(dāng)面の間、販売臺(tái)數(shù)でトップを維持する可能性が高いが、中國(guó)の比亜迪（BYD）のようにEVだけを製造するメーカーなら、豊富な経験と強(qiáng)いブランド力を持っているため、將來トヨタに真の脅威をもたらすだろう」と分析していると紹介?！敢粧な忠煌蹲悚毡窘U済に大きく影響する自動(dòng)車産業(yè)の行き先は、日本國(guó)內(nèi)で大きな議論を引き起こしている」と伝えた。

記事は最後に「豊田章男氏は『HV生産の防衛(wèi)戦爭(zhēng)』に勝利をおさめたばかりで社長(zhǎng)を退任し、世間を驚かせた。おそらくトヨタ自動(dòng)車や関連企業(yè)が事業(yè)戦略の転換を図り、HVの売上や業(yè)績(jī)を維持すると同時(shí)にEVの開発と生産を促進(jìn)する時(shí)間を稼ぐためだろう。トヨタがEVの分野で大きく出遅れている狀況下で、佐藤恒治新社長(zhǎng)は非常に困難な挑戦に直面することになる」と述べた。（翻訳?編集/原邦之）