<サッカー>フェアプレーで親善試合を重ねる日本、フランスのFWを骨折させた中國―中國メディア

Record China    2014年7月8日(火) 17時34分

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8日、中國は02年の日韓共催ワールドカップでW杯初出場を決めた。中國サッカーにとって、この舞臺は神から與えられた絶好のチャンスであり、これを機(jī)に一気にアジアから世界へ進(jìn)撃していくという44年來の夢をかなえるはずだった。資料寫真。

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2014年7月8日、中國は02年の日韓共催ワールドカップでW杯初出場を決めた。中國サッカーにとって、この舞臺は神から與えられた絶好のチャンスであり、これを機(jī)に一気にアジアから世界へ進(jìn)撃していくという44年來の夢をかなえるはずだった。しかし、中國サッカーはそれを上手く活かせなかった。結(jié)果は1勝どころか、1ゴールも決められず、人々を大いに失望させた。しかも、中國サッカーはこの好機(jī)をつかみきれないどころか、八百長問題まで起こし、ますますW杯から遠(yuǎn)のいてしまった。新華網(wǎng)が伝えた。

その他の寫真

中國サッカーと対照的に快進(jìn)撃を見せたのは日本だった。日本は98年にW杯初出場を果たして以來、今回で5回目のW杯出場となり、すでにW杯常連國となっている。初めてW杯に出場した経験は、その後の日本サッカーの発展に大きな影響を與えた。これについて、日本代表のコーチを務(wù)めたことがある小野剛氏は、「98年のW杯が分岐點(diǎn)となった」と語る。

98年のW杯フランス大會では、日本代表は1勝もできずに予選リーグを敗退したが、中田英壽を代表とする多くの若い選手たちがW杯の舞臺をステップに歐州リーグへの移籍に成功した。そして、これらの歐州組の功績により、日本サッカーは現(xiàn)在のような大量の海外組を擁するようになった。

02年の日韓共催W杯後、中國サッカーでも海外ブームは起こったが、孫継海(スン?ジーハイ)のほかには、誰一人として歐州リーグで安定した活躍を見せる選手は出てこなかった。その後人材は途絶え、中國サッカーの黃金時代が去り、歐州5大リーグから中國選手の姿も消えた。

W杯は選手が自分の能力を発揮する舞臺であるだけでなく、各國の代表チームが自分たちのイメージをアピールする絶好のチャンスでもある。日本の各年代のサッカー代表も98年のフランス大會後に、海外代表チームの親善試合対戦國として招待を受け始めた。これ以前なら、お金を払っても対戦してもらえなかったチームだ。

これについて小野氏は、「日本サッカーがこれまでずっと大切にしてきたこと、選手たちに対して行った唯一の要求はフェアプレーだった。これは、相手チームにいい印象を與えるのが目的だ。しばらくしてから、これらのチームから引き続き日本チームに親善試合の依頼が屆くようになった。印象が悪ければ、2度と依頼してこないだろうから、印象が良かったからに他ならない」と語る。

同様に、日韓共催W杯後、中國サッカーも少なくない強(qiáng)豪チームから親善試合の依頼を受けるようになったが、06年のW杯ドイツ大會開幕を直前に控えたフランスとの親善試合で、フランスのFWジブリル?シセが骨折するという悲劇が起こったことで、海外に悪いイメージを與えてしまった。その後長い時間がたった今でも、中國代表は世界の強(qiáng)豪國と対戦する機(jī)會を得られずにいる。

W杯初出場の舞臺に慘敗したことで、日本サッカー界は初めて真の意味で自分たちを見つめなおした。小野氏は、「中國サッカーと同様、日本サッカーは90年代になって初めて強(qiáng)豪國と対戦する機(jī)會を持ち、W杯の予選リーグの試合を通して、初めて日本サッカーのスタイルの限界に気付いた。すべてはあの時から始まった。日本サッカー協(xié)會は技術(shù)報(bào)告書を作成し、強(qiáng)化指導(dǎo)方針をまとめ始めた」と語る。

実のところ、日本の強(qiáng)化指導(dǎo)方針というのは、中國の青少年訓(xùn)練指導(dǎo)大綱のことだ。違いは、日本サッカーはその時からこれまで方針を継続してきている一方、中國サッカーは毎回言うことを二転三転させ、その過程を繰り返す中で、機(jī)會を完全に失ってしまったという點(diǎn)だ。

日中サッカーとの距離を再度比較検討する中で、両國サッカー間の距離は、日本が中國より4回多くW杯に出場しているという事実以上に大きな隔たりがあることに気付く。殘念なのは、日本サッカーがW杯の舞臺を契機(jī)に変革に成功したのに対し、中國サッカーは以前と変わらない場所で、何の進(jìn)歩もなく、ただ次のチャンスの到來を待ち続けているということだ。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/MZ?編集/武藤)

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