飾り蒸しパン「醒獅兎」が人気に、動畫で無形文化遺産をPRする山東省の女性―中國

人民網(wǎng)日本語版    2023年2月8日(水) 12時50分

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山東省煙臺市在住の臧釵瑗さんが生地を混ぜ、捏ね、伸ばし、形を整えると、生地の塊はその器用な彼女の手でたちまち七変化を遂げ、微笑むウサギや威風堂々とした獅子へと姿を変えた。

山東省煙臺市在住の臧釵瑗さんが生地を混ぜ、捏ね、伸ばし、形を整えると、生地の塊はその器用な彼女の手でたちまち七変化を遂げ、微笑むウサギや威風堂々とした獅子へと姿を変えた。そしてこの2つを「合體」させ、かわいらしい花餑餑(飾り蒸しパン)「醒獅兎」が誕生した。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

臧さんは、「花餑餑は、山東省膠東地區(qū)でよく作られる小麥粉で作った主食で、毎年、春節(jié)(舊正月)の數(shù)日前になると、各家庭では、日々向上するという『蒸蒸日上』の願いを込めて、花餑餑を作る。今年はウサギ年なので、私たちの作った『醒獅兎』は人気を集めた」と話す。

膠東地區(qū)の花餑餑は、悠久の歴史があり、友人や親せきを訪ねる時や誕生日、結婚式の祝いの品として贈られ、山東省の省級無形文化遺産リストに登録されている。

花餑餑をしっかり作り、新たなブームを起こしたいという思いから、臧さんは2年前に起業(yè)の道を選んだ。無名の新人から、ネットで幅広く支持を得るようになり、ガレージを借りて店舗としていた當初から面積500平方メートルの工場を建てるようになるまで、彼女の事業(yè)はインターネットの力を活用し、ますます拡大している。同時に、花餑餑という無形文化遺産を各地に広めている。

「食品の安全は必ず守らなければならないもの。昔は、花餑餑は著色料で染めることが當たり前だったので、皮の部分は食べてはいけないという制約があった。そのため、『染料』を改良することにした」と臧さん。

「緑色はホウレン草を、赤色は紅麴米を、黃色はカボチャを使用している。そして私が作る花餑餑は全て完全な手作りで、小麥粉や卵、牛乳、白砂糖、酵母などを材料として使っているが、添加物は一切使用していない」と彼女は続けた。

臧さんは2022年下半期、手作りの花餑餑のショート動畫をネットに投稿した?!弗伐绌`ト動畫を視聴した多くの若者が、私のことを知り、私から學びたいと連絡してくれた。また、花餑餑を作る上での新しいアイデアを數(shù)多くもたらしてくれた。ショート動畫のプラットフォームを通じて、伝統(tǒng)的な技が新たな生命と活力を持つようになり、多くの學習者がその技を學んだのち、自ら花餑餑を作り、それらをEコマースやセルフメディアなどのルートで販売して、毎月かなりの収入を得ていると聞いている」と臧さん。

そして、「最初は、多くの人が、若者は花餑餑作りに向いていないし、將來性がないと思われていた。でも私は伝統(tǒng)の技の継承のためには若者が最も必要であり、若い人が伝統(tǒng)の技を自分の手で『練り上げる』ことでこそ、真の意味での伝承が実現(xiàn)すると考えている」とした。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KM)


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