中國(guó)の大ヒット刑事ドラマ「狂飆」をめぐり、麻薬密売人を演じた俳優(yōu)がSNS上で高い関心を集めたことが報(bào)じられた。

「狂飆」は、「掃黒除悪（黒社會(huì)＝暴力団の一掃と悪の排除）」政策の下、正義の勢(shì)力である最前線の刑事と悪の勢(shì)力との20年に及ぶ闘爭(zhēng)を描いたクライムサスペンスだ。中國(guó)で今年1月から2月にかけて放送?配信され、ブームを巻き起こした。

藍(lán)鯨財(cái)経の12日付記事によると、11日夜に中國(guó)のSNS上で関心を集めたのは作中に登場(chǎng)する麻薬密売人?鍾阿四を演じた俳優(yōu)に関する話題だ。記事は、「鍾阿四を演じたのは実際に薬物に関わったことのある人物だということに視聴者が気付いた」と説明。指摘を受けた歌手で俳優(yōu)のハン?シャオ（含笑）が12日早朝、制作チームや視聴者らに向けて謝罪聲明を出したことを伝えた。

鍾阿四はハン?プージュン（韓樸?。─趣い絻?yōu)が演じたが、これはハン?シャオの改名後の名前だという。

作品の公式アカウントもこの件で聲明を発表しており、「準(zhǔn)備段階でハン?プージュンの名前で略歴が送られてきた」などと説明した。また、関連するシーンの削除、修正を進(jìn)めていると述べた上で、薬物問(wèn)題に対する「容認(rèn)ゼロ」の態(tài)度を表明した。

記事によると、ハン?シャオは過(guò)去に薬物使用で12日間、身柄を拘束され、薬物を斷つための3年に及ぶ監(jiān)督管理がそこから始まった。積極的な取り組みによって北京市の薬物問(wèn)題のイメージ大使に選ばれ、それと同時(shí)に公益活動(dòng)にも注力してきたという。

記事は「改名後、ハン?シャオは蕓能界に戻り、複數(shù)のドラマに出演している」と紹介した上で、薬物問(wèn)題を起こした蕓能人に厳しい聲が多いことを中國(guó)新聞網(wǎng)のアンケート調(diào)査を取り上げて伝えている。

中國(guó)新聞網(wǎng)は12日、「薬物に関わった蕓能人に生まれ変わる機(jī)會(huì)を與えるべきだと思いますか」とのアンケートを中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）で開始し、13日午後2時(shí)現(xiàn)在の回答者は27萬(wàn)1000人。うち、「いいえ。麻薬取締警察がいたずらに犠牲になることは許されない」との回答を選んだ人は23萬(wàn)4000人に上っている。（翻訳?編集/野谷）