2023年2月13日、中國(guó)メディアの上遊新聞は、タイ?プーケットを観光で訪れアクティビティーに參加していた中國(guó)人客がスズメバチの襲撃を受けて負(fù)傷し、納得のいく補(bǔ)償が得られていないと報(bào)じた。

記事によると、友人との旅行でプーケットを訪れた女性?張（ジャン）さんは今月1日午後、出國(guó)前に申し込んでいたターザンアドベンチャーのアトラクションに參加した際にスズメバチの襲撃に遭遇。スタッフを含めた9人全員が10カ所以上刺され、衣服に100カ所以上刺された痕が殘っていた人もいたという。張さんは「空中を渡っていた時(shí)に突然ハチに取り囲まれ、身動(dòng)きが取れなくなった。近くの木には殺蟲(chóng)剤のスプレーが用意されていて、スタッフが空中に向かって散布したが効果はなく、どんどんハチが増えていった。仕方なくハチに襲われながら前進(jìn)し、10分後にようやく地面に降り立って車(chē)に乗り、受付まで戻って処置を受けた」と當(dāng)時(shí)の様子を語(yǔ)っている。

その後、現(xiàn)地スタッフは同行者から要求されて一行を病院に連れて行った。ある中國(guó)人客は気管が膨張しており、呼吸器の裝著が必要な狀態(tài)だったという。張さんは「初めて死がすごく近くに感じた。醫(yī)者は間に合って良かった、もう少し遅かったら人生最後の一日になっていたかもしれないと言っていた」と話した。

病院で手當(dāng)てを受けた張さんたちはその日のうちに観光地に戻り、現(xiàn)地の警察に通報(bào)した。しかし、張さんによれば警察は観光地に責(zé)任はないとの見(jiàn)解を示し、異議がある場(chǎng)合は裁判で爭(zhēng)うようにと言われたという。仕方なく3日に中國(guó)へ戻ったが、5日が経過(guò)した8日になって顔や體に発疹が現(xiàn)れ、病院で手當(dāng)てを受けたとのことだ。

記事によると、アクティビティーを購(gòu)入した中國(guó)の旅行予約プラットフォームは張さんと友人に1200元（約2萬(wàn)2800円）の代金を返還し、観光地の運(yùn)営者は1500バーツ（約5900円）の賠償を支払ったが、張さんは「観光地は事前に危険を十分に告知しなかった上、有効な予防措置を取っていなかった」「予約プラットフォーム、観光地の補(bǔ)償額は事故発生後の治療代、検査代に遠(yuǎn)く及ばない」などと主張している。

なお、上遊新聞の記者が客に扮し、ターザンアドベンチャーのアトラクションについて「これまでに事故が発生して中止になったことはないですか」と予約プラットフォームに問(wèn)い合わせたところ、「この観光地では今のところそのような狀況は発生していない。もし事故が発生したら、旅行會(huì)社の保険によって補(bǔ)償が受けられる」との回答があったとのことである。（翻訳?編集/川尻）