恩賜上野動(dòng)物園で飼育されていたジャイアントパンダのシャンシャンは21日午前7時(shí)10分ごろ、トラックで同園を出発し、午前8時(shí)半ごろに成田空港に到著した。

現(xiàn)在5歳のシャンシャンは2017年6月に上野動(dòng)物園で生まれ、同園で29年ぶりに誕生?成長(zhǎng)したパンダの赤ちゃんとなった。所有権を持つ中國(guó)との協(xié)定で同日に返還されることになった。

上野動(dòng)物園周辺には、シャンシャンを見(jiàn)送ろうと大勢(shì)のファンが集まり、「ありがとう」「バイバイ」などと聲を掛け、別れを惜しんだ。ファンの中には、最後にシャンシャンに會(huì)いたいという夢(mèng)をかなえられなかった人も多い。

東京?池袋に住む、浜辺栞乃子（かのこ）さん（10歳）もその1人だ。栞乃子さんは學(xué)校でも有名なパンダ好き。自宅は大きなシャンシャンの縫いぐるみをはじめ、パンダグッズであふれている。

「最後にシャンシャンに會(huì)いたい！」。しかし、殘念ながら観覧の抽選に漏れてしまい、直接、シャンシャンにお?jiǎng)eれを言うことができなかった栞乃子さん。寂しくて家で泣いてしまったが、中國(guó)四川省にパンダを見(jiàn)に行ったことがある父親からの「夏休みにシャンシャンに會(huì)いに行こう！」という提案にパッと笑顔を輝かせた。栞乃子さんは「夏休みの自由研究のテーマは『シャンシャンの中國(guó)での暮らし』にする！」と今から張り切っている。

シャンシャンは、同日午後1時(shí)前に飼育員と共に専用の飛行機(jī)で飛び立ち、同4時(shí)25分、四川省の成都雙流國(guó)際空港に到著する予定だ。稅関などの手続き後に、パンダ研究センターや稅関のスタッフに付き添われ、車で約160キロ離れた中國(guó)ジャイアントパンダ保護(hù)研究センター雅安碧峰峽基地へ移動(dòng)し、そこで約1カ月の隔離検疫期間に入る。地元の天気予報(bào)を見(jiàn)ると今のところ最低気溫は3度、最高気溫は9度。濕度が高いので體感溫度は東京より寒く感じるという。

中國(guó)ジャイアントパンダ保護(hù)研究センター雅安碧峰峽基地の面積は約20平方キロ、森林被覆率は95％を超える、國(guó)家最高レベルの観光名所だ。中國(guó)ジャイアントパンダ保護(hù)研究センター、野生動(dòng)物公園、観光地の三つの部分で構(gòu)成されており、「全國(guó)大衆(zhòng)科學(xué)教育基地」になっている。

中國(guó)ジャイアントパンダ保護(hù)研究センターは、パンダをめぐるPR?教育、パンダの飼育?保護(hù)などの機(jī)能を集約、一體化させたパンダの楽園と呼ばれ、パンダ繁殖農(nóng)場(chǎng)、パンダ幼稚園、パンダ病院、パンダ科學(xué)研究機(jī)関など、20を超える研究所と施設(shè)を備えた世界最大かつ最も総合的なパンダ保護(hù)機(jī)関。日本のテレビにもよく登場(chǎng)する、世界的に有名な場(chǎng)所だ。

シャンシャン返還のニュースは中國(guó)でも大きな反応を引き起こしている?；丐膝楗ぅ证莿?dòng)畫(huà)配信も準(zhǔn)備しているといい、隔離期が終わったらシャンシャンを會(huì)いに行くと中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）でつぶやく人は多い。（取材/RR）