2023年2月27日、華字メディア?日本華僑報(bào)網(wǎng)は「日本での田舎への移住は決して簡(jiǎn)単なものではない」とする記事を掲載した。

記事は、新型コロナの流行で外出自粛とリモートワークが広がったことにより、日本で再び農(nóng)村回帰ブームが起きたと紹介。大都市の騒がしさから逃れてゆったりとしたリズムで生活できる田舎暮らしは魅力的に思え、家の価格が安く、生活コストが低い上、「空き家寄贈(zèng)政策」など農(nóng)村移住を奨勵(lì)する政策的なサポートも増えていることから、田舎暮らしをする上での経済的なハードルは低くなっているとした。

一方で、生活の「転換」については「そう簡(jiǎn)単ではない」と指摘。通勤族は職場(chǎng)に行くために費(fèi)やす時(shí)間的金銭的コストが増えることになるほか、日常的に野生の小動(dòng)物が訪れて生活環(huán)境が荒らされ、その対処に苦悩する恐れがあるとした。また、夏は涼しくて良いものの、冬には隙間風(fēng)がどんどん入って家の中の溫度がかなり低くなるなど現(xiàn)地の住居の快適性が高くない可能性がある上、古い建築には頻繁なリフォームが必要となり、出費(fèi)がかさむことにもなると伝えた。

さらに、社會(huì)生活の面でも現(xiàn)地住民との関係づくりが大きな課題であり、移住者はあらかじめ現(xiàn)地の習(xí)慣や風(fēng)習(xí)を予習(xí)した上でこれらに従い、まさに「郷に入れば郷に従え」の精神で現(xiàn)地住民とのトラブルリスクを最小限に抑える努力が必要だとも指摘している。

記事は「純樸な田舎暮らしのイメージは、『都會(huì)から田舎に引っ越しさえすれば、より灑脫で自由な生活ができる』という錯(cuò)覚を抱かせる。自分の望む一生が送れるよう、理性ある選択をしたいものだ」とし、都會(huì)を離れて農(nóng)村で生活する際には衝動(dòng)に駆られることなく冷靜に検討すべきとの考えを示した。（翻訳?編集/川尻）