中國人はなぜ、わざわざ日本の商品を買うのか?―中國メディア

Record China    2014年7月12日(土) 10時10分

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9日、海外商品の代理購入が大変なブームとなっている中國では、海外のブランド品を買うことがステータスやファッションとなっている。一方、日本では國産品こそが高品質の代名詞となっており、米や果物などの國産品は高めの値段で売られている。寫真は日本のスパー。

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2014年7月9日、海外商品の代理購入が大変なブームとなっている中國では、海外のブランド品を買うことが一種のステータスやファッションとなっている。一方、日本では逆に國産品こそが「高品質」の代名詞となっており、米や果物などの國産品は常に高めの値段で売られている。これは土地の資源が少なく、生産高が比較的少ないことが一因だが、國産品の「高品質」に対する國民の信頼感もその要因の1つとなっている。國際在線が伝えた。

その他の寫真

食の安全性が問われる事件が頻繁に起こっている中國にとって、いかに法律やトップダウン設計によって食品の安全管理を強化し、國民の生命や健康を保障するかが目下解決すべき重大課題となっている。中國は、「食の安全大國」と稱され、この分野で豊富な経験を持つ日本をぜひ見本にするべきだ。

実のところ、日本でも過去には食の安全を脅かす事件が起きたことがある。食の安全問題を解決するため、日本は47年に「食品衛(wèi)生法」や「食品衛(wèi)生法施行令」「飲食業(yè)営業(yè)取締法」を制定した後、続いて各種食品にそって、「飲食物防腐剤、漂白剤取締規(guī)則」などの法規(guī)を制定した。

しかし、時代とともに新しい問題が次々と現(xiàn)れ、もともとの法律?法規(guī)ではすべての食の安全問題に対応しきれなくなった。そして03年に「食品安全基本法」を制定?実施し、食品問題後のリスク管理と対策を強化した。

そのうち、特筆すべきなのは、農(nóng)作物の生産履歴管理システムだ。これは、消費者に産地の確認や生産過程の追跡を可能にさせ、生産時點から食品の安全性を脅かす問題を防ごうとするものだ。

日本人は特に食品の生産地を重視している。日本では、各スーパーやデパートで販売されるほぼすべての食品の包裝に、北海道のミルクや新潟の米といったように、生産地が印刷されている。これは地方自治體の宣伝や農(nóng)作物の「履歴書」制度に基づいている。この制度は50年に制定された後、70年の改正を経て、99年の全面的に実施された「農(nóng)林物資の規(guī)格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)」によって施行された。

政府の力の入れよう、それに加え日本の高度な信頼社會が企業(yè)?個人に提供する質の保証が、日本の食品安全神話において最も重要な2つの要素となっている。

しかし、実のところ、この世に恐らく完璧な管理制度というものはあるはずがない。法律が比較的整備されている日本でも、食品問題を完全に無くすことは不可能だ。政府が法律?法規(guī)を制定することは、行政が強制的な手段で管理を行うことであるが、やはり生産企業(yè)や個人の道徳観や良心がなければ、本當の意味での高品質、高度な安全性を誇る管理システムは築けない。

ある日本の友人がブログに投稿した文章によると、「日本人は信頼を何よりも重視する。特にブランドに求めるものは高品質と安全性だ」という。消費者のニーズに応えるため、企業(yè)は自らの使命を果たさなければならない。そして、國民の安全を守るために、政府は関連企業(yè)への厳しい管理を行わなければならない。消費者の企業(yè)に対する信頼とは結局、消費者の企業(yè)の従業(yè)員に対する信頼であり、つまるところ人と人との間の信頼だ。もし相手がこの信頼を裏切れば、大企業(yè)であってもいつ倒産してもおかしくない。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/MZ?編集/武藤)

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