中國(guó)でeスポーツが普及したことで、eスポーツ向けのホテルの市場(chǎng)規(guī)模がわずか2年間で2倍に急増し、過(guò)當(dāng)競(jìng)爭(zhēng)の狀況になっている、と國(guó)営メディアが報(bào)じた。將來(lái)的にはより豊富な消費(fèi)シナリオを生み出すとされるeスポーツ向けホテルの數(shù)は、年內(nèi)に2萬(wàn)軒を超えると予想されている。

中國(guó)通信社（CNS）が紹介した中國(guó)観光ホテル産業(yè)協(xié)會(huì)とネット旅行大手「同程旅行（LY.COM）」が共同で発表した「2022年eスポーツホテル市場(chǎng)調(diào)査報(bào)告書(shū)」によると、中國(guó)國(guó)內(nèi)のeスポーツホテル市場(chǎng)は過(guò)去2年間成長(zhǎng)を続け、eスポーツ向けホテルの數(shù)は23年までに2萬(wàn)軒を超えると予想されている。國(guó)內(nèi)のeスポーツホテル市場(chǎng)には主にeスポーツ専門(mén)ホテルと一般eスポーツホテル（eスポーツをテーマにした客室タイプを提供する一般ホテル）の二つがある。 　

成都市、重慶市、長(zhǎng)沙市、武漢市、合肥市、溫州市、広州市、西安市、南昌市、杭州市など都市のeスポーツホテルの消費(fèi)は比較的活発だ。eスポーツホテルのコア顧客層は、1990年代以降生まれの世代が中心で、男性利用者が9割近くを占めている。

平均客室料金はeスポーツホテルの67．4％が1室當(dāng)たりの平均価格で250元（約5000円）未満にとどまっている。近年、eスポーツホテル市場(chǎng)に參入した起業(yè)家群に加え、インターネット大手も事業(yè)に行き詰まりを感じている。

21年、中國(guó)ホテル大手のシャングリラは、中國(guó)ゲーム大手の騰訊遊戯（テンセントゲームズ）および騰訊eスポーツと共同でeスポーツ専用にカスタマイズされたeスポーツテーマルームをリリースした。テーマルームでは人気ゲーム「Craz3 Match」や「Happy Poker」などの要素をホテルシーンに組み込んでいる。中國(guó)ネット通販大手の京東（JD.com）も傘下のeスポーツクラブを統(tǒng)合して「京東eスポーツホテル」ブランドを立ち上げた。 　

ホテルの新規(guī)オープンも相次ぐ。22年9月にはeスポーツホテルブランド「競(jìng)鵝酒店」が杭州市にオープンし、12月にはアモイのPKeスポーツホテルは500萬(wàn)元（約1億円）の融資を受けた。

CNSによると、中國(guó)の法律ではeスポーツホテルの事業(yè)內(nèi)容が明確に規(guī)定されていない。eスポーツホテルはネットサーフィンと宿泊機(jī)能の両方を備えているため、その機(jī)能ごとに規(guī)制が異なる點(diǎn)には注意が必要だ。未成年者の利用も問(wèn)題になりそうで、現(xiàn)在一部の都市では、eスポーツホテルが定められたルールに違反して未成年者を受け入れた場(chǎng)合、當(dāng)局が処罰できるようにする法律の整備が進(jìn)められているという。（編集/日向）