2023年3月12日、仏國際放送局ラジオ?フランス?アンテルナショナル（RFI）の中國語版サイトは、ウクライナ戦爭でスイスが徐々に中立性を崩す中、中國の富豪たちが現(xiàn)地の銀行への預(yù)金に懸念を募らせ始めたと報(bào)じた。

記事は、英フィナンシャル?タイムズの報(bào)道を引用。中國企業(yè)がスイスの証券市場に続々と上場する中で、スイス最大手銀行のアジア事業(yè)擔(dān)當(dāng)理事らが、ウクライナ戦爭に対してスイス政府が強(qiáng)硬な制裁姿勢を打ち出していることで、中國の富裕層顧客がスイスの銀行への預(yù)金に対する懸念を強(qiáng)めているとの認(rèn)識(shí)を示し、スイス10大銀行のうち6行の幹部も同じ考えを示したと伝えた。また、「昨年末から顧客の間でこの問題への注目が高まっており、自分たちのお金をスイスの銀行に預(yù)けておいて安全か聞かれるようになった」というある銀行幹部の話を併せて紹介している。

その上で、スイスは今なお世界のオフショア金融の中心地であり、銀行業(yè)が國內(nèi)総生産（GDP）の10％を支えていると指摘。スイスの銀行の株価はアジアの経済指標(biāo)と強(qiáng)くリンクして動(dòng)いており、中國をはじめとするアジア地域の顧客がスイスの銀行の経営に大きな影響力を持っているとした。そして、スイスの一部銀行がロシアに近い中國との國際関係が著しく悪化した場合の対処方法や、中國の顧客の流出を防ぎ、なだめる方法の検討に入っていることを明らかにしたと伝えた。

また、一連の「スパイ気球」事件や中國からロシアへの武器供與の可能性など、この數(shù)週間で西側(cè)による対中制裁の可能性が高まっていると紹介。溫家寶（ウエン?ジアバオ）元首相の息子など中國の指導(dǎo)層やその家族が口座を開設(shè)する一部のケースを除き、スイスに銀行口座を設(shè)ける中國人の大部分は商売に成功した小規(guī)模な実業(yè)家だとした上で「仮に彼らがスイスの銀行から離れていってしまえば、スイスの銀行業(yè)は大打撃を受けることになる」という銀行関係者の話を伝えた。（翻訳?編集/川尻）