米國(guó)ではシリコンバレー銀行が破綻してから2日後、今度はニューヨーク州に拠點(diǎn)を置くシグネチャー銀行も金融當(dāng)局に閉鎖され、経営破綻した。それより前の8日にも、仮想通貨（暗號(hào)資産）分野に強(qiáng)かったシルバーゲート?キャピタルが事業(yè)を閉鎖すると発表した。

3銀行の破綻の直接的な導(dǎo)火線となったのはいずれも取り付け騒ぎで、それと同時(shí)に米連邦準(zhǔn)備制度理事會(huì)（FRB）による利上げという大きな環(huán)境とも関連がある。

相次ぐ銀行の破綻に対し、米政府は介入を決めているが、預(yù)金者の預(yù)金は全額保護(hù)するが機(jī)関投資家は保護(hù)しないと態(tài)度を明確にしている。清華大學(xué)経済管理學(xué)院副院長(zhǎng)を務(wù)める金融學(xué)部の何平（ホー?ピン）學(xué)部長(zhǎng)は、「これは米金融當(dāng)局の従來のやり方だ。金融機(jī)関が『大きすぎてつぶせない』というのはだめだとしている。そんなことをすれば金融機(jī)関のモラルハザードを助長(zhǎng)するからだという」と述べた。

米政府の救済は當(dāng)面の問題の解決につながるのだろうか。國(guó)際通貨基金（IMF）の趙月書（ジャオ?ユエシュウ）アナリストは、「?jìng)日Ｔ^する不動(dòng)産擔(dān)保証券（MBS）を見ると、市場(chǎng)での取引価格が額面金額を下回るが、期日が來れば額面金額で買い戻しされる。そのため、政府は額面金額で擔(dān)保の価値を決め、全ての預(yù)金者が資金を獲得できるようにするこうした緊急措置はパニック心理をある程度抑えるが、米國(guó)內(nèi)の中小銀行にとってはやはり大きな信用危機(jī)になる」と述べた。

何氏によれば、米政府のやり方は米國(guó)の銀行システムが直面する実際の問題、つまりバランスシートのアンバランスという問題を解決しない。そのため市場(chǎng)の信用危機(jī)は今後も解消されない可能性がある。米國(guó)のこれまでのやり方では金融機(jī)関自體を救済することはないが、シリコンバレー銀行の破綻を踏まえると、FRBの利上げは責(zé)任を免れないだろう。米政府の現(xiàn)在の救済措置は十分ではなく、シリコンバレー銀行を救済することを考えなければならないという。

今回の危機(jī)は世界に波及するだろうか。これについて、趙氏は「現(xiàn)在の狀況から考えて、歐州の銀行が抱えるリスクは小さい。これは歐州の銀行の資産配置で國(guó)債の割合が低く、長(zhǎng)期的リスクを回避する措置を取っているためだ」との見方を示した。

専門家は中國(guó)への影響について、「現(xiàn)在の様子を見ると、シリコンバレー銀行の破綻が中國(guó)金融市場(chǎng)に與える打撃は非常に限定的なものだ」と分析した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS）