2023年3月19日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、臺灣で中國発の動畫アプリTikTokの全面禁止に関する議論が繰り広げられていることを報じた。

記事は、米下院外交委員會で今月始めに米國內(nèi)でのTikTok使用を禁止する法案が可決されたことに関連して、臺灣でもTikTok使用の是非をめぐる議論が起きていることを紹介。臺灣行政機(jī)関の関係者が、「デジタル発展部、大陸委員會、安全保障當(dāng)局などの部門間橫斷グループによりTikTok全面禁止を議題としたコミュニケーションが図られており、中でも安全保障當(dāng)局は『禁止できるものは禁止せよ』と強(qiáng)硬な姿勢を見せている」と語ったことを伝えた。

一方で、TikTok全面禁止の是非をめぐっては與黨?民進(jìn)黨內(nèi)部でも見方が分かれており、「禁止支持派」はTikTok上に臺灣首脳に関する虛偽情報が多く存在していることを理由に禁止すべきと主張しており、「慎重派」は全面禁止が言論の自由を侵害する可能性があり、世論の反応に十分配慮すべきとの見方を示しているとした。

そして、現(xiàn)時點(diǎn)では「慎重派」が主流になっているものの「風(fēng)向きが確かに変わりつつある」という臺灣行政機(jī)関関係者の見解を紹介しつつ、民進(jìn)黨の立法議員からは「民間に対する規(guī)制は難しい。法律の改正が必要な場合は、より広い議論が必要だ」との意見が、國民黨の立法議員からは「當(dāng)局が全面的にTikTokを禁止する場合、社會が動揺する可能性や、その法的根拠の問題を考える必要がある」との指摘が出ていると伝えた。（翻訳?編集/川尻）