2014年7月14日、鴻海集団は液晶ディスプレイの特許をめぐり日系企業(yè)に攻勢をかけ、東芝、船井電機(jī)、三菱電機(jī)の3社が権利を侵害しているとして米國の裁判所に訴訟を提起した。北京商報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

▼ディスプレイの権利侵害と提訴

鴻海集団が米國で東芝、船井電気、三菱電機(jī)の権利侵害を訴えたことは、富士康（フォックスコン）の劉坤（リウ?クン）スポークスマンも認(rèn)めている。富士康が示した文書によると、鴻海集団の子會社で特許の資産化と世界での授権を擔(dān)當(dāng)する麥克思智慧資本公司（MiiCs＆Partners）が、米國?デラウェア州の地方裁判所に対し、日系三社が同集団のもつ薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ（TFT?LCD）の特許數(shù)件を侵害しているとして訴訟を提起した。

この特許とは主にディスプレイに関するもので、テレビのディスプレイを中心に、タブレットコンピューターや攜帯電話などに使用される小型のディスプレイも含まれる。

東芝の中國法人?東芝（中國）有限公司公関部の責(zé)任者の張（ジャン）氏は、「調(diào)べてみたが、東芝側(cè)は関連の法律文書を何も受け取っていないので、コメントは差し控える」と話す。船井電機(jī)や三菱電機(jī)も同じくコメントを出していない。

▼訴訟で勝訴すれば、ライバルに打撃

鴻海集団の今回の動きについて、業(yè)界関係者の間では特許収入を増やすのが狙いとの見方が一般的だ。子會社の富士康は世界最大の電子製品のOEM（他社ブランド製品製造）メーカーであり、技術(shù)特許を大量に保有しており、今年初めには保有する特許は6萬4300件、申請中の特許は12萬8400件に上ることを明らかにした。

一部の業(yè)界関係者の見方によると、ライバルをうち負(fù)かすことが同集団のもう一つの目的だという。家電アナリストの梁振鵬（リアン?ジェンポン）氏は、「東芝、船井電機(jī)、三菱電機(jī)などの企業(yè)と鴻海との間には、多かれ少なかれ業(yè)務(wù)上の関連や衝突が存在する」と話す。東芝は自社でもテレビの液晶ディスプレイやテレビを生産するし、ソニーや日立などの企業(yè)と新會社?ジャパンディスプレイを設(shè)立するということもしており、鴻海傘下の群創(chuàng)光電とはライバル関係にある。船井電機(jī)はもともと日本の消費(fèi)電子分野で最大のOEM企業(yè)で、経営モデルや取り扱い業(yè)務(wù)が鴻海集団と非常に似通い、両社の競爭関係は非常にはっきりしているという。

今回の訴訟で勝訴すれば、鴻海側(cè)にとっては間違いなく朗報(bào)だ。巨額の特許収入を得られるようになるだけでなく、ライバルに打撃を與える作用もあるからだ。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/武藤）