2023年3月28日、獨(dú)國(guó)際放送局ドイチェ?ヴェレの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、ロシアがベラルーシに戦術(shù)核兵器を配備すると発表したことについて「戦術(shù)核兵器とは何か」とする記事を掲載した。

記事は、戦術(shù)核兵器と戦略核兵器の根本的な違いは両者のTNT當(dāng)量、射程距離、カバー範(fàn)囲であると紹介。戦略核兵器は核の脅威を示すことが主たる目的で、數(shù)千キロ離れた目標(biāo)を破壊できる能力を持ち、その威力は広島型原爆をはるかに上回るのに対し、戦術(shù)核兵器は専ら紛爭(zhēng)地帯での実際の先頭に用いられる「戦場(chǎng)用武器」であり、敵軍陣地や前線付近のインフラ破壊など通常の武器に近い用途であるものの、破壊力は通常武器の比ではないとした。

そして、國(guó)際戦略研究所（IISS）のウィリアム?アルバーク戦略?技術(shù)?軍備管理部長(zhǎng)がドイチェ?ヴェレに対し「戦術(shù)核兵器の使用目的は1つの戦闘に勝利することであり、1つの都市を壊滅することではない」と語(yǔ)り、戦術(shù)核兵器の弾頭が比較的小さく、攻撃目標(biāo)に応じて300トンから數(shù)萬トンのTNT當(dāng)量の威力を持たせると説明したことを紹介した。

また、戦術(shù)核兵器は柔軟に配備の調(diào)整ができるほか、通常のミサイルに取り付けて艦艇から発射したり、軍機(jī)から投下したりとさまざまな方法でターゲットに送り込むことができるとも指摘。軍機(jī)から投下する方法であれば、射程距離も通常の100キロから數(shù)百キロにまで伸ばすことが可能だとしている。

記事は、冷戦終結(jié)後に米國(guó)とロシアの戦術(shù)核兵器の保有量は顕著に減少しており、専門家によればロシアは現(xiàn)在1800?2000発を保有し、米國(guó)の保有量はこれよりもさらに少ないと紹介。一方、米國(guó)の一部戦術(shù)核兵器はドイツを含む北大西洋條約機(jī)構(gòu)（NATO）加盟國(guó)內(nèi)に配備されており、ロシアのプーチン大統(tǒng)領(lǐng)が今月25日にベラルーシへの戦術(shù)核兵器配備を発表した際にもこの點(diǎn)を強(qiáng)調(diào)したことを伝えた。（翻訳?編集/川尻）