中國メディアの新京報(bào)は4日、スキャンダルに見舞われている卓球選手の張継科（ジャン?ジーカー）について、「これまでも決しておとなしい選手ではなかった」との記事を掲載した。

ロンドン五輪男子卓球シングルスで金メダルを獲得するなど確かな実力と甘いマスクで人気の張継科についてこのほど、「賭博などによって多額の借金を抱え、債権者に元交際相手の人気女優(yōu)ジン?ティエン（景甜）のプライベートな動(dòng)畫を渡した」との疑惑が浮上、中國では連日この話題で持ちきりとなっている。

記事は、今回のスキャンダルに言及した上で「張継科はいわゆるおとなしい選手ではない」とし、以前張継科の父親がインタビューで「我が強(qiáng)い。自分が正しいと思えば他人の意見を聞かない。この性格は諸刃の剣だ」と語っていたこと紹介し、張継科の過去の問題行動(dòng)を振り返った。

1つ目は代表入り2年目に省チームに戻されたこと。2002年3月、當(dāng)時(shí)14歳の張継科は中國代表の2軍チームに入り、1年足らずで1軍に昇格した。しかし、04年10月に「規(guī)則に違反した」として山東省チームに戻されることに。06年には中國國內(nèi)大會(huì)でベスト8に進(jìn)出し、代表に復(fù)帰した。

2つ目はコーチのタイムアウトを拒否したこと。09年の世界選手権の選抜試合でコーチからタイムアウトの聲がかかったが張継科は臺(tái)から離れようとせず。試合後、劉國梁（リウ?グオリアン）監(jiān)督は「前代未聞」と非難、張継科は2大會(huì)への出場が認(rèn)められず、世界選手権の出場資格も失った。

3つ目はユニフォーム破り。張継科は11年の世界選手権ロッテルダム大會(huì)男子シングルスで優(yōu)勝し、三大大會(huì)初優(yōu)勝を飾った。しかし優(yōu)勝直後、興奮して自らのユニフォームをビリビリに引き裂いたことが品位を欠くと問題視された。張継科は17年のワールドカップ（W杯）でもユニフォームを破っている。

4つ目は入れ墨。11年末にパリで行われたW杯で優(yōu)勝した際、ユニフォームを脫いだことで背中にワシの図柄と「Persistence（継続）」の文字の入れ墨が入っていることが初めて明らかに。張継科は「自分に鞭打って、より高く跳ぶため。他の意味はない」と語った。なお、父親は「多くの中國人はこうしたことは好まない」と賛成していないことを明かしていた。

5つ目は看板破壊。14年にデュッセルドルフで行われたW杯決勝で馬龍（マー?ロン）に勝利した張継科は気持ちが高ぶり、スポンサーの看板を蹴って破壊。國際卓球連盟（ITTF）から優(yōu)勝賞金を沒収された。劉國梁監(jiān)督は張継科を厳しく批判し、「恥ずかしい。監(jiān)督の責(zé)任でもある」と謝罪した。

6つ目は契約問題からリーグ戦への出場を拒否したこと。15年のスーパーリーグで山東魯能卓球クラブがなかなか自分と賞金に関する契約を結(jié)ばないことに不満を持ち、第9節(jié)の試合に出場することを拒否、會(huì)場にも姿を現(xiàn)さなかった。これにより、國家體育総局は張継科とクラブそれぞれに5萬元の罰金を科した。（翻訳?編集/北田）