2023年4月6日、中國(guó)メディアの環(huán)球時(shí)報(bào)は、いじめ問題が深刻化している韓國(guó)の學(xué)校でいじめ撲滅に向けた実験が行われていると報(bào)じた。

記事は、韓國(guó)教育部が先日実施した調(diào)査で、2004年に校內(nèi)暴力予防?対策法を施行して以降も學(xué)校內(nèi)でのいじめは後を絶たず、被害者の數(shù)が年々増えていることが明らかになったとし、學(xué)校が心理學(xué)の専門家と共同でいじめ撲滅に向けた新たな実験を進(jìn)めていると伝えた。

そして、英BBCが4日に報(bào)じた?jī)?nèi)容として、心理學(xué)研究者がソウル市の経験豊富な體育教師24人と協(xié)力して48クラスの児童?生徒1178人を?qū)澫螭?8週間の実験を行ったと紹介。教師や児童?生徒によるいじめ制止を奨勵(lì)しない群と、専門家の指導(dǎo)の下で教師がクラス內(nèi)に「反いじめの雰囲気」をつくるという非暴力的な方法で被害者を保護(hù)する群とに分けた結(jié)果、後者の群ではいじめを受けていない子どもが表立っていじめ行為を制止する行動(dòng)を見せるようになり、研究者が「反いじめの雰囲気」をつくることでいじめ被害者を大きく減らすことができるとの認(rèn)識(shí)を示すとともに、BBCが「注意力を単一のいじめ被害者に注ぐよりも、全體のいじめに対する態(tài)度を変えるほうが有効だということが実験結(jié)果で証明された」と評(píng)したことを伝えている。

記事は一方で、韓國(guó)英字紙コリア?タイムスが「學(xué)校に校內(nèi)暴力対策委員會(huì)を設(shè)置しても、その大部分において法律の知識(shí)が不足しており、いじめ加害者やその保護(hù)者に隙を與えてしまっている」との憂慮を示したほか、學(xué)校に配備される警察のリソースが不足しているために校內(nèi)の秩序確保が難しいといった問題點(diǎn)を指摘する聲も出ていると紹介した。（翻訳?編集/川尻）