中國(guó)人は昔から、春先になり気候がよくなった時(shí)期に家族や友人と連れ立って野山に遊ぶことを、「踏青（ターチン）」と呼んで楽しみにしてきた。昨今では、多くの人にとって「踏青」の第一の選択肢は桜の花見(jiàn)だ。上海、北京、武漢、無(wú)錫など多くの都市で桜が植えられている。桜が満開(kāi)の風(fēng)景をバックに撮影をする人は、數(shù)えきれないほどだ。桜は今や、中國(guó)人にとって最も親しみ深い花になったと言ってよい。

しかし、中國(guó)の伝統(tǒng)的な「花文化」の中で、桜は全く重視されていなかった。暁牧という研究者は、「唐詩(shī)鑑賞辭典」に掲載されている「花」に関連する詩(shī)についての統(tǒng)計(jì)を作成した。すると、唐代の詩(shī)人が愛(ài)した花は桃や梅、菊などであることが再確認(rèn)でき、花が登場(chǎng)する詩(shī)の中で、桜を扱った作品はわずか0．24％であることが分かった。しかも、この「桜」は、われわれが現(xiàn)在「桜」として鑑賞する花ではなくて、「桜桃（和名?ミザクラ）」ではないかと考える研究者もいる。

唐代（618－907年）には人気がなかった桜が、どうして現(xiàn)在では最も一般的な花になっているのだろうか。

中國(guó)で桜の名所とされている場(chǎng)所に行けば、「中日友諠」の文字が刻まれた石を見(jiàn)ることが多い。このことは、桜の花が中國(guó)で理解され受け入れられたことには、近現(xiàn)代の中國(guó)と日本の関係が大きく関係していることを示している。

桜の花を鑑賞することは、中國(guó)だけでなく世界的な現(xiàn)象になりつつある。これは、日本側(cè)による動(dòng)きと密接に関係している。そして桜は今や、世界で認(rèn)識(shí)される日本文化のシンボルの一つになった。

戦後になり日中の國(guó)交が正?；筏郡韦?972年だった。當(dāng)時(shí)の田中角栄首相は國(guó)交正?；巫鳂I(yè)を進(jìn)める際に、中國(guó)に対する友好の意を示すために、桜とカラマツの苗木をそれぞれ1000本ずつ、中國(guó)に贈(zèng)った。桜は大部分が北京市內(nèi)の玉淵潭公園に植えられ、一部は武漢大學(xué)構(gòu)內(nèi)に植えられた。

その後も日本の政府や民間組織が何度も、桜を中國(guó)に贈(zèng)った。無(wú)錫は中國(guó)隨一の桜の名所とされているが、無(wú)錫の桜は日本の友好団體の発案で、日本側(cè)から贈(zèng)られた桜を日中雙方が共同で植樹(shù)してきたものだ。無(wú)錫市では各所で、長(zhǎng)年をかけて桜の植樹(shù)が繰り返し行われた。

このような経緯により、中國(guó)では大量の桜が植樹(shù)され、中國(guó)人は桜文化を受け入れた。しかし、中國(guó)人が桜を鑑賞する習(xí)慣は、日本人とはやや異なっているようだ。

中國(guó)で桜の木は決まって集中して、しかも大量に植えられている。桜の「大樹(shù)林」が形成されている。日本では、比較的せまい場(chǎng)所に桜が植えられていることも多い。道端や川辺にわずかばかりの桜が植えられていることもある。日本人は、そんな桜も喜んで眺める。桜が植えられている狀況は、日本と中國(guó)の「美の伝統(tǒng)」とある程度の関係があるのかもしれない。（翻訳?編集/如月隼人）

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— 中國(guó)動(dòng)畫(huà) (@RC00547555) April 7, 2023