中國(guó)メディアの北京日?qǐng)?bào)は10日、ジャイアントパンダの現(xiàn)狀について紹介する記事を掲載した。

記事によると、2022年10月の時(shí)點(diǎn)で世界で飼育されているパンダの総數(shù)は673頭。野生のパンダについては2013年に行われた「全國(guó)第4次大熊貓（パンダ）調(diào)査」で1864頭いるとされている。

唐の時(shí)代には武則天が日本にパンダを贈(zèng)っていたといい、1957～82年にはいわゆる「パンダ外交」として20頭余りが他國(guó)に贈(zèng)られた。その後、パンダの贈(zèng)與が制限されたため、巡回展示や商業(yè)目的で海外に貸し出されるようになった。

1997年にはワシントン條約の勧告を受け、商業(yè)目的のレンタルが停止されたため、現(xiàn)在では「繁殖、保護(hù)、研究」という名目で各國(guó)にレンタルされている。レンタル料はパンダの保護(hù)活動(dòng)や研究費(fèi)に充てられる。

現(xiàn)在、中國(guó)以外で飼育されているパンダの數(shù)は60頭余りで日本が最も多く、上野動(dòng)物園のリーリー、シンシン、シャオシャオ、レイレイ、和歌山の南紀(jì)白浜アドベンチャーワールドの良浜（らうひん）、結(jié)浜（ゆいひん）、彩浜（さいひん）、楓浜（ふうひん）、神戸市立王子動(dòng)物園のタンタンの計(jì)9頭。

このほか、米國(guó)で7頭、シンガポール、スペイン、フランス、ベルギーで5頭、ドイツ、マレーシアで4頭、韓國(guó)、オランダで3頭、フィンランド、オーストラリア、デンマーク、ロシアなどで2頭が飼育されている。

記事によると、パンダをレンタルするためには「気候條件と環(huán)境が整っていること」「パンダの飼育能力があること」「パンダのための研究計(jì)畫(huà)が策定されていること」「必要に応じた各種の支払いができること」が條件となっている。

各國(guó)は中國(guó)と「パンダ繁殖研究合作協(xié)議」の契約を結(jié)ぶ。一般的に健康で繁殖力のあるつがいのパンダを10～15年の期間を設(shè)けてレンタルするが、契約が延長(zhǎng)される場(chǎng)合もある。海外で生まれたパンダや、突発的な事故などで死亡したパンダの死骸の所有権も、中國(guó)が有することになっている。

各國(guó)にレンタルされるパンダにもいくつか條件があり、「口が突き出し過(guò)ぎている」「顔が丸くない」「毛色がはっきりしていない」「健康ではない」「他のパンダとけんかしやすい」などの特徴がある場(chǎng)合は、対象から除外される可能性があるという。（翻訳?編集/北田）