臺灣民進黨の中央執(zhí)行委員で元臺中市交通局局長の王義川（ワン?イーチュアン）氏の中國高速鉄道をめぐる発言に、中國側(cè)がコメントした。

王氏はこのほど出演した政治討論番組で、先日中國を訪問した馬英九（マー?インジウ）前総統(tǒng)が中國高速鉄道を稱賛したことについて、「みんなは馬英九氏の寫真にだまされてはいけない。馬英九氏自身もだまされた。馬英九氏の座席の背もたれは共産黨が設(shè)置したものだ。中國高速鉄道にあんな背もたれはない」などと発言した。

また、「（寫真に寫っていた）白いナプキンやテーブルクロスもない。それらは全部、自分たちで持ってきたものだ。テーブルの上の果物やコップも中共がそろえたものだ。馬英九よ、ぼやぼやしてるんじゃない」と述べたほか、「自分は交通関係の出身だが、中國の高速鉄道が良いなんて言う人はいない」と主張した。

臺灣メディアの中時電子報などによると、王氏の発言はネット上で物議を醸しており、國民黨所屬の元臺北市議?羅智強（ルオ?ジーチアン）氏もフェイスブックで「民進黨の交通の大家である王義川氏は『馬英九氏にだまされるな、大陸の高速鉄道に背もたれはない』と言った」「とんでもないタレントだ。彼が交通局局長でないのは臺灣にとっての損失だ」と皮肉った。また、複數(shù)のネットユーザーが中國高速鉄道のビジネスクラスの寫真を投稿し、実際に馬氏が座ったような座席があることを示したという。

中國側(cè)の臺灣問題を所管する國務(wù)院臺灣事務(wù)弁公室の朱鳳蓮（ジュー?フォンリエン）報道官は11日の會見で王氏の発言について問われると、中國國內(nèi)の高速鉄道の発展狀況を具體的な數(shù)字を挙げて説明した上で、「馬英九氏とグループの臺灣の學(xué)生らは3回乗車したがいずれも良い感じを受けた。より多くの臺灣の同胞が來て、高速鉄道に乗って中國大陸を見ることを歓迎する。また、相互接続を?qū)g現(xiàn)し、高速鉄道に乗って両岸を便利に行き來できるようになると信じている」とコメントした。（翻訳?編集/北田）