1日に4萬(wàn)歩歩いて景勝地を10數(shù)カ所回り、夜は3時(shí)間しか眠らない……最近中國(guó)のネット上でこんな「特殊部隊(duì)型旅行」が話題を集めている。

學(xué)校や仕事が終わると、荷物を抱えて空港や駅に駆けつけ、2連休の初日の早朝や金曜日の夜に出発し、景勝地と話題のグルメスポットを10數(shù)カ所連続で訪れ、夜は3～4時(shí)間しか休憩せず、すぐに次の「行軍」を始める。移動(dòng)でへとへとになりながら、週末か月曜日の高速鉄道でUターンして、また授業(yè)に出席したり出社したりする。

このようにスケジュールがきつく、訪れる景勝地が多く、お金がかからないことを特徴とするハードな旅行スタイルが「特殊部隊(duì)型旅行」と呼ばれている。若者は「靴の底がすり減っても、景勝地を全部回りたい」と言う。若者はなぜこの「晝夜兼行」の旅をしているのだろうか。

大學(xué)生にとって、「特殊部隊(duì)型旅行」を選ぶのは、時(shí)間的コストだけが原因でなく、経済的コストを考えるからでもある。 內(nèi)モンゴル自治區(qū)の大學(xué)に通う大川さんは「特殊部隊(duì)型旅行」について、「大學(xué)生の大部分は生活費(fèi)を削って旅行している。こういうスタイルなら限られた生活費(fèi)でできる限り多くの景勝地を體験することができる。旅行の時(shí)間を圧縮できれば、コストの大きな部分を占める交通費(fèi)と宿泊費(fèi)を節(jié)約することができる。夜行列車を選べば、ホテル代を節(jié)約できるだけでなく、列車の料金も安くなる」と説明した。

時(shí)間とコストを節(jié)約するため、「特殊部隊(duì)」に最も人気がある旅行先は、景勝地が密集し、列車、高速鉄道、市內(nèi)の公共交通が便利な都市であることが多い。 一部の24時(shí)間営業(yè)のレストランや公衆(zhòng)浴場(chǎng)にも數(shù)多くの「特殊部隊(duì)型旅行」をする人がやってくる。少し前にメディアが火鍋レストランの「海底撈」で仮眠を取ったり休憩したりしている客を取材したところ、そのほとんどが北京に旅行に來(lái)た若者だった。

北京第二外國(guó)語(yǔ)學(xué)院観光科學(xué)學(xué)院の李彬（リー?ビン）教授は、「理論的に言えば、旅行という行為の発生は動(dòng)機(jī)に基づいて分析が可能だ。いわゆる『特殊部隊(duì)型旅行』は本質(zhì)的には『貧乏旅行』のスタイルであり、特定の段階の、特定の層における新しいスタイルであり、新しい表現(xiàn)の形だ。動(dòng)機(jī)を考えると、『時(shí)間的ゆとり』と『金銭面』での制約が大きい。こうした旅のスタイルはスロートラベル、スローなレジャー、ステイケーションなどのスタイルとは非常に対照的だが、実はどちらも最近生まれた新しい旅行の形態(tài)であり、現(xiàn)代の旅行者層の持続的な細(xì)分化と旅行ニーズの持続的な多様化?細(xì)分化を體現(xiàn)するものだ。旅行は細(xì)分化された各層のライフスタイルとますます融合して、『こんなふうに生活しているから、こんなふうに旅行する』というものになっている」と述べた。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KS）