2023年4月24日、獨(dú)國(guó)際放送局ドイチェ?ヴェレの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、來(lái)年行われる臺(tái)灣の総統(tǒng)選挙に向けて民進(jìn)黨と國(guó)民黨の舌戦が熱を帯び始める中で「総統(tǒng)選は戦爭(zhēng)か平和の選択なのか」とする記事を掲載した。

記事は、3月に蔡英文（ツァイ?インウェン）総統(tǒng)が米國(guó)を訪問(wèn)し、同じタイミングで國(guó)民黨の馬英九（マー?インジウ）前総統(tǒng)が中國(guó)を訪れて以降、來(lái)年の総統(tǒng)選をめぐる論戦が徐々に白熱化しており、一部の専門(mén)家からは「両者がそれぞれ選んだ目的地が、國(guó)際政治において臺(tái)灣が二つの異なる道の岐路に立っていることを表している」との見(jiàn)方が出ていることを紹介した。

そして、民進(jìn)黨の総統(tǒng)候補(bǔ)者である頼清徳（ライ?チンダー）副総統(tǒng)が12日、馬前総統(tǒng)が中國(guó)訪問(wèn)を終えた際に臺(tái)灣メディアに「臺(tái)灣は戦爭(zhēng)か平和かの間で選択せざるを得ない」と語(yǔ)ったに言及して「戦爭(zhēng)か平和かではなく、民主か専制かだ」と述べた上で、「民主こそ臺(tái)灣人民最大の共通認(rèn)識(shí)であり、自由と民主の現(xiàn)狀を守ることこそ、正しい道だ」と主張したことを伝えた。

一方、國(guó)民黨側(cè)はまだ候補(bǔ)者を決めていないものの、國(guó)民黨からの総統(tǒng)候補(bǔ)指名を目指している鴻海（ホンハイ）グループの創(chuàng)始者、郭臺(tái)銘（グオ?タイミン）氏が米國(guó)、日本を訪問(wèn)後の22日に「臺(tái)灣を弾薬庫(kù)にしてはならない?？茖W(xué)技術(shù)の島にすべき。もし自分や國(guó)民黨の人が総統(tǒng)になれば、軍機(jī)は飛んでこない」と主張したとしている。

また、第三勢(shì)力として臺(tái)頭しつつある臺(tái)灣民衆(zhòng)黨の柯文哲（カー?ウエンジャー）主席も総統(tǒng)選挙への出馬の意向を見(jiàn)せており、メディアに対して「民進(jìn)黨の中國(guó)に対する強(qiáng)硬姿勢(shì)は好戦的だが、國(guó)民黨も中國(guó)に対して恭順すぎる。この緊迫した時(shí)期には、第三勢(shì)力が臺(tái)灣をリードすべきだ。中國(guó)も米國(guó)も核戦爭(zhēng)などしたくない、恐れているのは誤爆や誤判斷。これまで多くの戦爭(zhēng)がボタンの掛け違えで起きてきた」と語(yǔ)り、米中対抗にはシンガポールや日本の姿勢(shì)に學(xué)ぶべきだとの考えを示したと伝えた。

記事は、臺(tái)灣?東呉大學(xué)の政治學(xué)者である陳方隅（チェン?ファンユー）氏が「國(guó)民黨と民進(jìn)黨は今後も対立的な言論をエスカレートさせるだろう。ただ、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)でどちらが優(yōu)勢(shì)か判斷することはできない」と語(yǔ)り、臺(tái)灣國(guó)立政治大學(xué)の學(xué)者であるレブ?ナッチマン氏が総統(tǒng)選挙の行方について「2大政黨と結(jié)びつきのない無(wú)黨派層」が重要な存在になる可能性を指摘したことを紹介している。（翻訳?編集/川尻）