28日に発表された韓國の第59回百想蕓術大賞で、映畫主演女優(yōu)賞を獲得したのは中國人女優(yōu)のタン?ウェイ（湯唯）だった。出演作品は「別れる決心」。中國メディアの極目新聞はタンの受賞を「再び『影后』（映畫の皇后）に」と表現(xiàn)した。タンは2011年にも同賞で映畫主演女優(yōu)賞に選ばれている。出演作品は「レイトオータム」だった。

タン?ウェイは浙江省出身で1979年生まれ。中國の映像人育成のエリート校である中央戯劇學院を2004年に卒業(yè)。何本かのテレビドラマや舞臺などに出演した後、臺灣人のアン?リー監(jiān)督の映畫「ラスト、コーション」（07年公開）のオーディションで約1萬人の中から主演に選ばれた。08年には香港籍を取得。これまでに、青竜映畫賞、春史映畫祭賞、釜日映畫賞、韓國映畫評論家協(xié)會賞など、韓國の映畫賞を數(shù)多く受賞してきた。

タンが主役を務めた「別れる決心」は韓國を代表するパク?チャヌク（樸賛郁）監(jiān)督の22年作品で、歐州、韓國の各映畫祭を席巻した。パクは同作品で、22年の第75回カンヌ國際映畫祭で監(jiān)督賞を受賞しており、28日発表の百想蕓術大賞でも監(jiān)督賞を受賞した。

タンは28日夜の百想蕓術大賞の発表授賞式で、タンは笑顔を浮かべて登壇し、「2011年の『晩秋』に続いて、百想の舞臺に來ました。今は2023年で、ウサギの年でもあります。今回は『別れの決意』に導かれて百想の舞臺に來ました。2本の韓國映畫に出演して、この舞臺に立つことができました。不思議な縁です。ありがとうございます」と述べた。

今回の百想蕓術大賞では、韓國の有名女優(yōu)のソン?ヘギョがテレビドラマ主演女優(yōu)賞を受賞した。出演作品は「ザ?グローリー ?輝かしき復讐?」だった。同作品では、ソン?ヘギョの「いじめ役」として出演したイム?ジヨンが助演賞を受賞した。

28日の百想蕓術大賞の発表授賞式の様子は、韓國在住の中國人ネットユーザーが動畫撮影をして中國向けに配信した。極目新聞よると、タン?ウェイ、ソン?ヘギョ、イム?ジヨンらが並んだ映像を見た中國人ファンは「私の女神さまが皆、同じカットに収まった」と“悲鳴”を上げたという。（翻訳?編集/如月隼人）