中國紙?寧波晩報(bào)はこのほど、中國で大ヒットを記録している映畫「THE FIRST SLAM DUNK（スラムダンク）」を見た人がけがをして病院を訪れるケースが増えていると報(bào)じた。

中國で4月20日に公開された同作は、前売り分の興行収入で1億1500萬元（約22億3000萬円）を超え、中國で上映された海外アニメ映畫の最高額を更新。今月4日時(shí)點(diǎn)の興行収入はすでに6億元（約117億円）を突破しており、日本映畫歴代1位の「すずめの戸締まり」も視界にとらえようとしている。中國の専門家からは、最終的には10億元（約195億円）に屆くのではとの見方も出ているほどだ。

そうした中、寧波晩報(bào)は同作を観た中高年ファンが昔を思い出してバスケットボールを再びやり始めるも、體が追い付かずにけがをするケースが増えていると伝えた。記事によると、子どもの頃から「スラムダンク」の大ファンだという30歳の呉（ウー）さんは、就職して以降、バスケットボールから遠(yuǎn)ざかっていたが、映畫「スラムダンク」を観て學(xué)生時(shí)代の記憶がよみがえった。友人數(shù)人を誘って近くのコートで久しぶりにプレーしたところ、相手とぶつかり転倒し、右ひざを負(fù)傷した。

しばらくは立ち上がれないほどの痛みで、コート脇で休んでいたものの痛みは引かず。寧波市醫(yī)療センター李恵利病院を受診したところ、前十字靭?。à袱螭郡ぃ?nèi)側(cè)側(cè)副靭帯、內(nèi)側(cè)半月板を同時(shí)に損傷しており、要手術(shù)との診斷だった。手術(shù)は成功したものの、歩けるようになるまで4～6週間のリハビリが必要で、もちろん激しい運(yùn)動は厳禁となった。

李恵利病院スポーツ醫(yī)學(xué)科では、映畫「スラムダンク」のヒットに伴い、若い頃を思い出して久しぶりにバスケットボールをしてけがをしたという患者が増えているという。同病院の丁（ディン）醫(yī)師は「患者さんのうち、ひざ関節(jié)の損傷が一番多く、次いで足首、肩となっている」と語り、「捻挫でも適切な治療を受けなければその後の運(yùn)動や生活の中で捻挫を繰り返すことになり、慢性的な関節(jié)の問題を抱えることになる」と警鐘を鳴らした。

また、運(yùn)動時(shí)に體を痛めたら速やかに運(yùn)動をやめ、患部を冷やすなどして我慢せずに醫(yī)療機(jī)関を受診すること、運(yùn)動前にはストレッチなどの十分なウオーミングアップを行うことを呼び掛けている。（翻訳?編集/北田）