米自動車大手のフォード?モーターが中國で1300人超の人員を削減すると報じられたことについて、同社がコメントを発した。中國メディアの紅星新聞が14日付で伝えた。

フォード中國は「わが社にとって中國は極めて重要な市場であり、中國事業(yè)の持続可能な発展を推進するというコミットメントは常に変わらない」とする一方、「より簡素かつ柔軟な組織を構(gòu)築し、強みのある中核事業(yè)に資源を投入し、目標(biāo)達成に努める」と説明した。

記事によると、フォードの中國事業(yè)は近年、赤字が続いており、昨年の中國市場での年間販売臺數(shù)は前年比33．5％減の49萬6000臺。高級車種「リンカーン」の販売臺數(shù)は前年比13．4％減の7萬9300萬臺となっていた。一時期4．09％あった中國市場でのシェアも昨年は2．1％（前年比0．3％減）にまで落ち込んだ。

フォード?モーターのジム?ファーリー社長兼最高経営責(zé)任者（CEO）は第1四半期決算の會議で同社の中國での戦略が変わることを明言?！傅屯顿Y、スリム化し、よりリターンの高い事業(yè)に注力する」とし、不振を打開するために商用車、電気自動車（EV）などに重點を置く方針を示した。

なお、同社は人員削減に際して「勤続年數(shù)＋3カ月分」の給與を保障するとしており、中國內(nèi)では「良心的」との聲が大勢を占めている。

記事はこのほか、スウェーデンの自動車メーカー?ボルボ（VOLVO）と中國?吉利汽車が共同で手掛けるEVブランド「ポールスター（極星）」も過去4年間赤字が続いており、先日、世界での採用中止と10％の人員削減を発表したことを伝えた。（翻訳?編集/北田）