ドイツメディアのドイチェ?ヴェレ（中國語版）は16日、世界の死刑の件數(shù)が過去5年で最多となり、中國では依然として「國家機(jī)密」扱いになっていると報(bào)じた。

國際人権NGOアムネスティ?インターナショナルの報(bào)告書によると、2022年には世界で少なくとも883人の死刑が執(zhí)行され、ここ5年間で最多となった。21年と比較すると300人以上増えているという。

同報(bào)告書ではイランについて「世界で最も死刑亂用が深刻な國の一つ」と指摘。イランでは昨年、前年度のほぼ2倍に當(dāng)たる少なくとも576人に対する死刑執(zhí)行が國から承認(rèn)されたという。また、サウジアラビアでは21年に196人が死刑に処されたといい、アムネスティ?インターナショナルのアグネス?カラマード事務(wù)総長は報(bào)告書発表に際して「信じるか信じないかはあなた次第だが、サウジアラビアは1日で81人の死刑を執(zhí)行した」と発言した。

記事は、「注意すべきはこれらの統(tǒng)計(jì)に中國での死刑の數(shù)が含まれていないことだ（毎年、數(shù)千人に上ると推定されている）」と指摘?！弗佶去圣啶?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=北朝鮮'>北朝鮮での死刑も同様に、報(bào)告されたデータには表れていない」とした。

さらに、日本や米國、シンガポールなど、ドイツとパートナーシップを結(jié)んでいる國でも死刑を採用しているところがあるとした上で、ドイツ連邦議會人権?人道支援委員會の報(bào)道官で緑の黨のボリス?ミヤトビッチ議員が「これらの國々に対して死刑批判を表明するたびに、相手は気まずい表情、あるいは自信に満ちた表情を浮かべて『あなたたち西洋人は私に何を伝えたいのか』という顔をする」と述べたことを伝えた。

ミヤトビッチ氏は「灣岸地域やアジア、北米では長らく続く話題であり、進(jìn)展させるには想像力が必要だ」とし、「特に死刑が重大な犯罪だけでなくほかの多くの犯罪にも用いられるような國では、こうした（反死刑の）議論を促進(jìn)すべき」との考えを示したという。

このほか、アムネスティ?インターナショナルの報(bào)告書では死刑の約3分の1が麻薬密売に関するものだとされたことについて、ドイツ連邦議會人権?人道支援委員會の委員長でドイツ自由民主黨（FDP）所屬のレナータ?アルト氏は「これは世界人権宣言や國際法に違反している。なぜならこれら（宣言や法律）は故意の殺人など『最悪の犯罪』の基準(zhǔn)を満たさない犯罪に対する死刑を明確に禁止しているからだ」とし、「死刑を採用したからといって殺人や麻薬関連の犯罪が減るわけではない」と法的抑止力に疑問を呈した。

記事は、「22年末までに世界112カ國が死刑を廃止しており、昨年末には國連加盟國の3分の2に當(dāng)たる125カ國が世界的な死刑停止に賛成票を投じた。この賛成票の數(shù)は過去最高を記録した」と伝えている。（翻訳?編集/北田）