2023年5月18日、中國メディアの観察者網(wǎng)は「韓國が巨額投資、2027年までにこの分野で中國に追いつくことを目指す」と題する記事を掲載した。

記事は、韓國?聯(lián)合ニュースが18日に「中國に逆転を許したディスプレー世界シェア1位を取り戻すべく、サムスンやLGが65兆ウォン（約6兆8000億円）を投じる」と題し、韓國産業(yè)通商資源部が同日に「ディスプレー産業(yè)革新戦略」を打ち出したことを報じたと紹介。同戦略では27年までにITデバイスに用いるOLED生産ラインの増設(shè)、新世代ディスプレー研究開発に65兆ウォン以上を投じ、ディスプレー市場シェアを50％にまで高めることが盛り込まれたと伝えた。

また、ライバル國との技術(shù)的な差を3年から5年へと拡大するために、韓國政府が4200億ウォン（約440億円）規(guī)模の研究開発資金を投じてITデバイス、テレビ向けの新世代部品、工程の大量生産技術(shù)を確立する方針も打ち出したとしている。

さらに、韓國政府は原材料、部品、設(shè)備の自給率を現(xiàn)在の65％から80％に高めることや、有機(jī)EL用メタルマスク、半導(dǎo)體露光裝置（ステッパー）、封入設(shè)備など80項目の技術(shù)の獲得、大型透明ディスプレー、拡張現(xiàn)実（XR）、車載ディスプレーの3大新興市場の開拓といった計畫も立てていると伝えた。

記事はこのほか、韓國國會の本會議で今年3月に、企業(yè)に最大25?35％の稅制優(yōu)遇を與えてサムスン電子やSKハイニックスなど韓國ハイテク企業(yè)による國內(nèi)投資を奨勵するとともに、半導(dǎo)體、蓄電池、ワクチン、ディスプレー、水素エネルギー、電気自動車、自動運(yùn)転車を國家戦略技術(shù)として明文化した「韓國版チップス法」が可決されたことを併せて紹介している。（翻訳?編集/川尻）