浜田和幸氏は政治?経済學(xué)者であり、かつて參議院議員に當(dāng)選したこともあり、さらには書(shū)道家でもあるという多様な顔を持つ。だが、浜田氏と中國(guó)の深い縁については知らない人が多い。

ラジオが結(jié)んだ中國(guó)との縁

浜田氏は中國(guó)の友人と會(huì)うと、自身も「中國(guó)」生まれだという冗談を言うのを好む。この「中國(guó)」は実は日本の「中國(guó)地方」、つまり鳥(niǎo)取、島根、岡山、広島、山口の5県のことだ。浜田氏のふるさとは鳥(niǎo)取県だ。

東京や大阪といった大都市と異なり、日本海沿岸の鳥(niǎo)取県は人口が少ない。浜田氏の少年時(shí)代はまだテレビが一般家庭に普及しておらず、ラジオが數(shù)少ない娯楽だった。だが鳥(niǎo)取県では、日中はラジオの電波さえも屆きにくかった。余暇を充実させるため、浜田氏はラジオを自作した。すると思いがけないことに、夜が更けて人々が寢靜まる頃にラジオをつけると、流れてくるのは東京のラジオではなく、「北京放送」、つまり中國(guó)の國(guó)際放送であることがしばしばだった。中國(guó)は一體どんな國(guó)なのだろう？浜田氏は次第に興味を抱いていった。

その影響で、高校卒業(yè)後に東京外國(guó)語(yǔ)大學(xué)に進(jìn)學(xué)し、中國(guó)語(yǔ)の學(xué)習(xí)を始めた。當(dāng)時(shí)、中國(guó)を取り巻く國(guó)際関係は大きく変化していた。米國(guó)のニクソン大統(tǒng)領(lǐng)の訪(fǎng)中に続き、日本の田中角栄首相も訪(fǎng)中し、中日は國(guó)交を正?；筏?。日本と中國(guó)の関係は今後どこへ向かうのだろうか？浜田氏はこの問(wèn)題をより深く考えるようになった。

中國(guó)との貴重な思い出を持つ

大學(xué)卒業(yè)後、浜田氏は新日本製鉄所に入社した。當(dāng)時(shí)、改革開(kāi)放に重要な貢獻(xiàn)をした新日鉄の稲山嘉寛會(huì)長(zhǎng)が、新日鉄を率いて上海寶山製鉄所の建設(shè)を全力で支援していた。浜田氏も寶山製鉄から來(lái)た従業(yè)員への研修作業(yè)に參加した。當(dāng)時(shí)、寶山製鉄から研修のため新日鉄に來(lái)た従業(yè)員は300人余りで、稲山會(huì)長(zhǎng)が自ら新日鉄側(cè)の擔(dān)當(dāng)者に「皆さんは両國(guó)間の真の紐帯であり、経済協(xié)力と技術(shù)協(xié)力の最前線(xiàn)にいる」と語(yǔ)った。

中日國(guó)交正常化前後の當(dāng)時(shí)を振り返ると、浜田氏は感慨深げに「國(guó)交正?；椁工扦?0年を迎える。両國(guó)間の長(zhǎng)い友好の歴史において、50年は一瞬に過(guò)ぎないが、私の人生においては非常に貴重な歳月だ」と語(yǔ)る。

浜田氏は「私が研鑽に専念している書(shū)道の『漢字』も、別の側(cè)面から中日関係を體現(xiàn)し、象徴している。中日両國(guó)には長(zhǎng)い歴史があり、互いに融け合い切り離せない」と指摘し、中日國(guó)交正常化後の50年だけでなく、中國(guó)との世々代々の相互信頼と協(xié)力、共存?共栄の関係をいかに確立するかが、日本にとって非常に重要だとの考えを示す。

日本は「一帯一路」に參加してウィンウィンを?qū)g現(xiàn)すべき

中日國(guó)交正常化50年を経験し、その目で見(jiàn)てきた浜田氏は「経済だけを考えても、日本にとって中國(guó)との相互依存関係は米國(guó)を超える。したがって、中國(guó)の打ち出した『一帯一路』（the Belt and Road）イニシアティブは、中國(guó)だけの事業(yè)ではなく、日本を含む世界各國(guó)がいずれも參加すべき構(gòu)想だ。日本は中國(guó)と『一帯一路』イニシアティブの実行において協(xié)力し、相互補(bǔ)完し、第三國(guó)市場(chǎng)の開(kāi)拓の面で協(xié)力を?qū)g施し、ウィンウィンを?qū)g現(xiàn)すべきだ」とする。このため、浜田氏は自ら日本の民間団體「日中一帯一路促進(jìn)會(huì)」の最高顧問(wèn)に就任しており、自らの行動(dòng)を通じて、「一帯一路」協(xié)力の持つ可能性をさらに拡大することを望んでいる。

浜田氏は「中日両國(guó)はもっと交流し、前向きに進(jìn)み、雙方間の協(xié)力によって生み出されるプラスの成果に焦點(diǎn)を合わせるべきだ。雙方間の違いばかりに目を向けて、相手國(guó)を『信頼できない』と強(qiáng)調(diào)してはいけない。これは消極的だし意義がないことだ」とした。また「遠(yuǎn)くない將來(lái)、新型コロナウイルス感染癥のパンデミック前と同様に、中國(guó)での関連會(huì)議に度々參加し、中國(guó)の學(xué)者や専門(mén)家と直接意見(jiàn)交換し、中日関係の未來(lái)について議論できるようになることを期待する」と語(yǔ)る。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/NA）

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