2023年6月1日、中國(guó)メディアZAKERは、日本を抜いて世界一の自動(dòng)車輸出大國(guó)となった中國(guó)に足りていない點(diǎn)について考察する文章を掲載した。

文章は、今年1?3月期の中國(guó)の自動(dòng)車輸出量が日本を上回り、初めて世界一の輸出國(guó)になったと紹介。業(yè)界內(nèi)では今年には年間の輸出量でも世界一に上り詰めるとの予測(cè)が広がっているとした。一方で、中國(guó)の自動(dòng)車輸出の成長(zhǎng)ぶりを見ると同時(shí)に、そこに不足している點(diǎn)についても見ておく必要があると伝えた。

まず1點(diǎn)目の問題として、中國(guó)の自動(dòng)車輸出がまだ初期段階にあり、世界の主要生産國(guó)における自動(dòng)車輸出量が自動(dòng)車生産量の35?50％を占めているのに対し、中國(guó)は22年時(shí)點(diǎn)でわずか11％と低いことを指摘。また、日本や韓國(guó)などの自動(dòng)車企業(yè)は早い時(shí)期から現(xiàn)地化戦略を展開して世界各地に工場(chǎng)を設(shè)け、現(xiàn)地生産を進(jìn)めており、この點(diǎn)において中國(guó)はまだ追いついていないとした。

そして、世界の自動(dòng)車産業(yè)競(jìng)爭(zhēng)は長(zhǎng)期的な戦いであり、日本や韓國(guó)も世界市場(chǎng)における現(xiàn)在の地位を築き上げるまでに30年近い時(shí)間を費(fèi)やしているのだと指摘するとともに、短期間で局面を大きく転換させることは絶対に不可能だと論じている。

2點(diǎn)目に挙げたのは、中國(guó)の自動(dòng)車ブランドの歐米における認(rèn)知度が低いことだ。22年の1年間に歐州で最も売れた中國(guó)の新エネルギー車ブランドはBYDや中國(guó)の新興ブランドではなく、英國(guó)ブランドを上海汽車が買収した「上汽名爵（MG）」だったと指摘?！窶G」ブランドは今なお英國(guó)本土やオーストラリア、インドなど英連邦諸國(guó)において根強(qiáng)い人気を持っているとした上で「わが國(guó)の新エネ車が歐州に進(jìn)出する上での最も大きな障壁は、市場(chǎng)の中國(guó)ブランドに対する認(rèn)知度であることが見て取れる」と評(píng)した。

文章は、中國(guó)自動(dòng)車工業(yè)協(xié)會(huì)の柳燕（リウ?イエン）副秘書長(zhǎng)が「ここ數(shù)年、中國(guó)の自動(dòng)車輸出は勢(shì)いが盛んだが、海外ではなおも『安かろう悪かろうのパクリ品』という固定観念が根深く殘っている」との見解を示したことを紹介?！缸詣?dòng)車輸出、特に新エネ車輸出において、ブランドづくりは長(zhǎng)期的なプロセスなのである」とした。（翻訳?編集/川尻）