中國(guó)メディアの今晩報(bào)にこのほど、もう「大作映畫(huà)」を妄信しないとの文章が掲載された。

文章は最初に、中國(guó)のこどもの日（児童節(jié)）から始まった映畫(huà)の上映スケジュールに觸れ、日本アニメ映畫(huà)で注目を集めているのはジブリ作品の「天空の城ラピュタ」と「映畫(huà)ドラえもん のび太と空の理想郷」と説明?！?023年の映畫(huà)市場(chǎng)を見(jiàn)てみると、日本、インド、タイ、フランス、ドイツなど、ハリウッド以外の映畫(huà)の成績(jī)が非常に良い狀態(tài)が続いている。日本のアニメ映畫(huà)『すずめの戸締まり』は興行収入8億元（約156億5100萬(wàn)円）を超え、映畫(huà)版『THE FIRST SLAM DUNK（スラムダンク）』も6億4800萬(wàn)元（約126億7900萬(wàn)円）を記録している。これらの映畫(huà)は、今までの『大作』とは異なり、キャスティングがオールスターでもなければ、壯大なビジュアル効果もなく、同時(shí)上映の新鮮さもない。ではなぜ、観客や市場(chǎng)から周知されることになったのか。答えは『感情に寄り添った表現(xiàn)』だ」と述べた。

続けて、「映畫(huà)が興行的に成功するということは、観客に受け入れられたということだ。映畫(huà)市場(chǎng)は『復(fù)活』し、観客の活気の『復(fù)活』が期待される2023年には、観客の感情に寄り添った表現(xiàn)ほど認(rèn)められやすくなる」とし、「新海誠(chéng)監(jiān)督による『災(zāi)害三部作』の最終章とされる『すずめの戸締まり』は、作中で日本の風(fēng)景と文化を展開(kāi)し、人と自然、伝統(tǒng)と現(xiàn)代、生と死などのテーマも含まれている。ハリウッド作品の中でも災(zāi)害映畫(huà)はかつて何度もヒットした。世界の終わりのようなビジュアル効果、孤獨(dú)な英雄が人類を救う物語(yǔ)はよくあるパターンだ。しかし、新海監(jiān)督の『災(zāi)害三部作』は全く違う。『君の名は。』では災(zāi)害そのものを変えようとし、『天気の子』では災(zāi)害を受け入れることを選んだ?！氦工氦幛螒蹙啢蓼辍护险馂?zāi)のトラウマと向き合い、人々をがれきから出るよう勵(lì)ました。この三部作は『命を救う』から『心を救う』までの作品ともいえる」と評(píng)した。

また、「人々にとって思い出深い映畫(huà)『天空の城ラピュタ』が1986年に公開(kāi)されてから37年、『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』は2002年に公開(kāi)されてから21年、『マダム?イン?ニューヨーク』は2012年に誕生し、封切りからすでに11年以上が経過(guò)している」と説明?！感伦饔钞?huà)や大作映畫(huà)が映畫(huà)市場(chǎng)の主流となっている昨今、海外映畫(huà)の再上映はしばしば成功し、封切りの時(shí)よりも高い興行収入と評(píng)判を得ることができる秘訣は、決して観客に『気持ち（思い入れ）でお金を払わせる』ことだけではない。年月の経過(guò)と共に、多くの観客が人生経験を重ね、考えを深め、かつて自分が愛(ài)した作品を見(jiàn)た時(shí)、『実はこの作品は大人向けに作られたものだ』と気付く。振り返ってみれば、これらの映畫(huà)は制作當(dāng)初から、各世代の観客のニーズに配慮していた。十?dāng)?shù)年、數(shù)十年がたち、大人になった観客が、映畫(huà)が再上映された際に感じることは往々にして當(dāng)時(shí)と異なり、これこそ観客が『古き良き映畫(huà)』にお金を払いたくなる決め手となっている」と述べた。（翻訳?編集/柳朱音）