香港やタイで、中國(guó)人観光客の「女子高生コスプレ」ブームが問(wèn)題になっている。気に入はたデザインの女子高校生の制服を著用して、撮影してネット投稿することが目的だ。香港でもタイでも禁止されている行為だが、中國(guó)大陸部向けの通販サイトでは該當(dāng)する商品が大量に販売されている。香港メディアの香港01などが報(bào)じた。

香港教育局が定めた學(xué)校運(yùn)営のための手引きでは、「制服は學(xué)校を代表するものであり、（個(gè)別の學(xué)校の）生徒以外が同校の制服を著用して、身分を誤解させてはならない」と明記されている。香港で學(xué)校の制服を扱う業(yè)者は、保護(hù)者や生徒本人が學(xué)生証やその他の在校生であることを証明する資料を提示しなければ、制服を販売しないルールを定めており、オンラインでの販売でも同様の手順を踏んでいるという。

しかし中國(guó)大陸部向けの通販サイトでは、「香港スタイルの制服」が大量に販売されているという。中國(guó)大陸部では、香港旅行で制服著用の姿を撮影してネットに投稿することが「ブームになっている」と紹介されている。

香港では新學(xué)年が9月に始まる。夏休み以前に入學(xué)試験の結(jié)果は確定しているので、現(xiàn)在は制服を買い求める人が多くなる時(shí)節(jié)だ。香港01が制服を購(gòu)入するために店舗を訪れた親子連れを取材したところ、大陸部住民の間で「香港スタイル」の制服著用がブームになっていることは知らず、「つまらないことをするものですね」と言っていた。店舗で一般的なデザインのシャツなどは購(gòu)入できるだろうが、特定の學(xué)校の生徒であることを示す襟章やネクタイなどは、學(xué)校で直接購(gòu)入せねばならないので、部外者が購(gòu)入することはできないとの説明だったという。

タイのバンコクでも、中國(guó)大陸人観光客が高校の制服を著用して撮影することが目立っている。制服を販売する業(yè)者が、フェイスブックに寫真を投稿して、中國(guó)人客への「感謝」を表明した事例もある。タイの場(chǎng)合には、2010年に公開された學(xué)園ものの戀愛映畫「A Crazy Little Thing Called Love（常軌を逸した小さな出來(lái)事、それは戀）」が中國(guó)大陸部でも大ヒットしたために、同作品に登場(chǎng)するような制服を著たいと考える人が多く出現(xiàn)している狀態(tài)という。

しかしタイでは、「制服を著て偽學(xué)生になる行為」には、1000バーツ（約4000円）の罰金が科されることが明文化されており、地元當(dāng)局は中國(guó)人観光客による「制服コスプレブーム」を注視している。（翻訳?編集/如月隼人）