2014年7月24日、米國(guó)の有力人権団體「サイモン?ウィーゼンタール?センター」のエイブラハム?クーパー副所長(zhǎng)は、日本記者クラブで記者會(huì)見(jiàn)し、外國(guó)人を憎悪するヘイトスピーチや人種差別デモについて、「東京で行われたヘイトスピーチや幼稚園前の人種差別デモは世界中に拡散される」と指摘。日本は人種差別やヘイトスピーチ問(wèn)題の源ではなく、解決策の源になってほしいと呼びかけた。また舊日本軍のいわゆる元従軍慰安婦問(wèn)題について「元慰安婦の方々と日本の適切なレベルの高官が話し合いの場(chǎng)を持ち、連帯感を示せば、若い世代の韓國(guó)人に対し何らかのよいメッセージが出るのではないか」と提唱した。

【その他の寫(xiě)真】

國(guó)連人権委員會(huì)も24日、元従軍慰安婦問(wèn)題について、日本政府が國(guó)家としての責(zé)任を認(rèn)め、元慰安婦らが「完全な賠償」を受けられるよう勧告するとともに、ヘイトスピーチなど人種差別を助長(zhǎng)する行為を禁止するよう促した。國(guó)際世論が日本での人種差別的行為を疑問(wèn)視していることを如実に示すもので、この面では「日本包囲網(wǎng)」が狹まっていることを改めて認(rèn)識(shí)すべきであろう。

クーパー副所長(zhǎng)の発言要旨は次の通り。

◆ツイッターは「差別発言」を放置

ソーシャルメディア（SNS）上でのヘイトスピーチ、人種差別的な過(guò)激な発言は年々増加している。フェイスブック（FB）はシリコンバレーとアイルランドに監(jiān)視センターを置き外國(guó)人や他民族に対する憎悪に満ちた発言やコメントがあれば直ちに削除している。これに対しツイッターは、人種差別的ヘイトスピーチを繰り返す勢(shì)力の過(guò)激発言を許し好ましくない。このほか、多くのSNSにも問(wèn)題がある。過(guò)激発言を法律で規(guī)制するのは困難だが、株主、政府、企業(yè)、市民グループなどが粘り強(qiáng)く説得することが必要だ。

かつてニュースの多くはローカルだったが、インターネットの普及でグローバルになった。東京で行われたヘイトスピーチや幼稚園前の人種差別デモは世界中に拡散される。過(guò)激派は「憎悪」をネット上に仕掛けている。米國(guó)の同盟國(guó)である民主國(guó)家日本は人種差別やヘイトスピーチ問(wèn)題の源ではなく、解決策の源になってほしい。

第2次世界大戦における様々な悲劇について、何が起きたのかすべて把握することから始めなければならない。被害者はもちろん、加害者、傍観者も含め、80歳、90歳臺(tái)の方々が殘っているうちに誠(chéng)意を示さなければならない。（存命者は少なくなり）ラストチャンスである。

私が住んでいる米國(guó)ロサンゼルスでは韓國(guó)人コミュニティがあり、慰安婦問(wèn)題で

苦痛や怒りは相當(dāng)大きい。元慰安婦とされる方々と日本の適切なレベルの高官が話し合いの場(chǎng)を持ち、連帯感を示せば、若い世代の韓國(guó)人へ何らかのよいメッセージが出るのではないか。日本でも人道的な面に関心があることを知ってもらうのはいいことだ。

◆「731部隊(duì)」の國(guó)際的検証を

最近起きた、忘れてはならない事実は、シリアのアサド大統(tǒng)領(lǐng)が有毒ガスを一般市民に対し使用したことだ。若い世代は舊日本軍の731部隊(duì)が生きた人間を使って（有毒ガスの）実験をした恐るべき実態(tài)から多くの事を?qū)Wぶべきだ。この実験に多くの醫(yī)師や醫(yī)療関係者が関わったことは人類(lèi)の汚點(diǎn)として殘る。こうした実験が誰(shuí)によってどのように行われたのか、今こそ検証することが重要だ。日本、ドイツ、中國(guó)、米國(guó)、ロシアがすべての情報(bào)を開(kāi)示し共同で調(diào)査検証し報(bào)告書(shū)を作成すれば、（有毒ガスを使った）第2のアサドの出現(xiàn)を防ぐことができる。日本は率先して行うべきであり、有意義なことだ。米國(guó)は（731部隊(duì)の人體実験結(jié)果を活用しているので）情報(bào)開(kāi)示させるのは苦労するかもしれないが、ラストチャンスだ。ウィーゼンタール?センターとしても協(xié)力する。日本から提唱すれば大きなメッセージになると思う。（八牧浩行）

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見(jiàn)。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問(wèn)。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。