2014年7月24日、中國(guó)紙?北京青年報(bào)によると、08年の四川大地震で被災(zāi)した村に建設(shè)された住宅のすべてに雨漏りが起こっている。中央の顔色をうかがう指導(dǎo)者が、自らの面目と出世のための踏み臺(tái)として行った「メンツ工事」だとの批判が出ている。

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2008年5月12日に発生した四川大地震で、四川省綿陽(yáng)市北川チャン族自治県の貓児石村は壊滅的な被害を被った。地震後、貓児石村は恒久的農(nóng)村家屋建設(shè)モデル地の1つに指定され、羌族の女神から名前を取った「吉●（女＋那）羌寨」と改名された。政府資料では、村にある71戸のうち69戸が全壊したと記録されているが、村民によると大部分は倒壊しておらず、修繕可能な狀態(tài)だった。それにもかかわらず、村民が自ら新築したばかりの住宅もまとめて取り壊し、少數(shù)民族的雰囲気を持つ村として再建されることとなった。

半年も経たないうちに69棟の住宅が再建されたが、ほぼ入居と同時(shí)に雨漏りが起こり始めた。村民たちは指導(dǎo)者のメンツのために行った工事のためだとみている。ある村民は「新築の家よりも地震前の古い家の方が良かった。村中の家で雨漏りしている。地震直後に住んだ簡(jiǎn)易テントでもこんなことはなかった」と怒りをあらわにした。

村は復(fù)興住宅の目玉として、溫家寶（ウェン?ジアバオ）首相（當(dāng)時(shí)）をはじめ、政府要人が多數(shù)訪れた。當(dāng)時(shí)の譚力（タン?リー）綿陽(yáng)市書記は、復(fù)興プロジェクトでの「成果」を評(píng)価され、2009年に海南省の常任委員?宣伝部長(zhǎng)に昇格を果たした。

だが、今年7月8日、譚氏は汚職の疑いで中央規(guī)律委員會(huì)の取り調(diào)べを受けることとなった。譚氏取り調(diào)べのニュースを聞き、今も雨漏り住宅に住むことを余儀なくされている村民たちは快哉（かいさい）を叫んだという。（翻訳?編集/岡本悠馬）