2014年7月23日、中國國務(wù)院弁公庁はこのほど、「新エネルギー車の普及応用の加速に関する指導(dǎo)意見」を公布し、電気自動(dòng)車（EV）、プラグインハイブリッド車（PHV）、燃料電池車（FCV）の発展に重點(diǎn)を置く方針を明らかにするとともに、數(shù)十項(xiàng)目に及ぶ具體的な措置を打ち出した。これは國が新エネルギー車の推進(jìn)をめぐって打ち出した「政策のコンビネーション」のひとつだ。7月に入ってから、この3種類の新エネルギー車は自動(dòng)車購入稅を免除されるとか、國務(wù)院機(jī)関事務(wù)管理局などの5部門?委員會(huì)が政府機(jī)関と公共機(jī)関の公用車の「新エネルギー化」のタイムテーブルとルートマップを明確にしたとかいった、新エネルギー車の発展にプラスになる情報(bào)が次々に伝わってきている。光明日?qǐng)?bào)が伝えた。

【その他の寫真】

中國自動(dòng)車工業(yè)協(xié)會(huì)がまとめたデータによると、上半期の新エネルギー車の生産臺(tái)數(shù)は2萬692臺(tái)、販売臺(tái)數(shù)は2萬477臺(tái)で、生産販売ともに2013年の臺(tái)數(shù)を超えた。だが同期の自動(dòng)車販売総數(shù)1168萬3500臺(tái)の中で、新エネルギー車が占める割合は0．2％に満たない。しかも「普及を進(jìn)めているが、なかなか広がらない」という難題に引き続き直面している。その原因はどこにあるのだろうか。今回うち出された意見はこの難問を解決できるだろうか。

▼電池技術(shù)が最大の障害

近く車を買おうと思っている北京市の公務(wù)員?王（ワン）さんは、「新エネルギー車を買えば政府から補(bǔ)助金がもらえる。電気自動(dòng)車はナンバープレートの抽選が単獨(dú)で行われるので、當(dāng)選する確率が高い」と電気自動(dòng)車に心が傾いているが、走行距離の短さや充電の面倒さなどを思うと決斷を下せないでいるという。

同じような心配をする消費(fèi)者は少なくなく、新エネルギー車購入の意欲は高いとはいえない。北京市の場合、6月末に行われたプレート抽選會(huì)では、個(gè)人購入の新エネルギー車のプレートに1666枚の余りが出た。一方、従來型內(nèi)燃機(jī)関の自動(dòng)車用一般プレートは2萬枚が用意されたが、當(dāng)選の確率は百分の一だった。

上海交通大學(xué)の黃震（ホアン?ジェン）教授によると、電気自動(dòng)車発展の最大の障害は電池技術(shù)が成熟していないことで、充電時(shí)間が長すぎる、走行距離が短かすぎる、コストが高すぎるという技術(shù)的な問題が解決されさえすれば、電気自動(dòng)車の市場は真の意味で開けるという。

工業(yè)?情報(bào)化部（工業(yè)?情報(bào)化?。─翁K波（スー?ボー）副部長は、「技術(shù)的な點(diǎn)からいえば、新エネルギー車の中核は電池だ。國は電池産業(yè)の研究開発力が高く、研究の基礎(chǔ)を蓄え、近く飛躍的な発展を遂げるとみられる一連の企業(yè)を集中的に支援する方針だ。工業(yè)?情報(bào)化部と國家発展改革委員會(huì)は特定資金を拠出して、まず重點(diǎn)電池企業(yè)8社の発展を重點(diǎn)的に支援するとともに、各企業(yè)が新エネルギー車の技術(shù)開発に積極的に參與することを歓迎し、技術(shù)的な飛躍があれば支援を與える」と話す。

現(xiàn)在の技術(shù)的條件の下では、電気自動(dòng)車の走行距離は200km前後が一般的だ。充電設(shè)備への依存度が高く、設(shè)備不足が発展を制約する一因になっている。この難問を解決するため、同意見は具體的な政策を6點(diǎn)うち出し、それには充電設(shè)備の建設(shè)と対応する電力ネットワークの建設(shè)?改良を都市計(jì)畫に組み込むこと、建築物に付屬する駐車場や都市部の公共駐車場に割り當(dāng)てる充電設(shè)備建設(shè)の條件についての要求や割合を明確にすることなどが含まれる。

発展改革委関連部門の責(zé)任者によると、國は充電設(shè)備の建設(shè)推進(jìn)に力を入れ、社會(huì)資本が充電設(shè)備建設(shè)の分野に流れ込むことを奨勵(lì)し、住宅コミュニティやスーパーマーケット、映畫館といった公共の場所の駐車場に充電設(shè)備を建設(shè)し、多元的なビジネスモデルを模索し、便利で迅速な充電ネットワークを構(gòu)築する方針だという。

新エネルギー車が「普及を進(jìn)めているが、なかなか広がらない」ことの背景には、消費(fèi)者の利用レベルでの難題があるだけでなく、自動(dòng)車メーカーの積極性の低さも普及を阻害する重要な要因になっている。自動(dòng)車産業(yè)の専門家?張志勇さんの分析によると、電気自動(dòng)車メーカーは政府が成熟した充電設(shè)備をあらかじめ建設(shè)することを願(yuàn)い、その上で電気自動(dòng)車の商業(yè)化を加速させたいとしており、パワー不足だという。

當(dāng)面の不完全なインフラに対し、企業(yè)の革新的なビジネスモデルを誘導(dǎo)することは、企業(yè)の積極性をかき立てる突破口になる。同意見は、市場參入の基準(zhǔn)をさらに緩和し、社會(huì)資本が新エネルギー車のサービス分野に流れるよう奨勵(lì)?支援し、インターネット企業(yè)が新エネルギー車の技術(shù)研究や運(yùn)営サービスに參入するよう奨勵(lì)することが、業(yè)界の注目點(diǎn)になっていると指摘する。

蘇副部長は、「産業(yè)を発展させるには、社會(huì)資本の流入が必要で、激しい競爭を通じて製品の技術(shù)水準(zhǔn)を引き上げ、技術(shù)の飛躍をはかることが必要だ。だが參入のハードルがなければ、生産能力の過剰をもたらす可能性がある。よって、社會(huì)資本を?qū)毪筏菩楼ē庭毳`車分野に流れ込むようにする場合、門は開けておくが、一定の條件は設(shè)ける必要がある。関連する研究の基礎(chǔ)や技術(shù)者が必要であり、そうでなければ參入することはできないし、過去にあったような特定の製品や産業(yè)の発展を提唱して、過度な集中が出現(xiàn)した事態(tài)を回避することはできない」と話す。

ここ數(shù)年來、多くの地方が電気自動(dòng)車を支援する政策をうち出したが、政策の基準(zhǔn)が統(tǒng)一されておらず、地方の保護(hù)主義を招きやすかった。たとえば現(xiàn)在、上海市や武漢市などの都市の新エネルギー車補(bǔ)助金リストに組み込まれているのは電気自動(dòng)車とプラグインハイブリッド車と燃料電池車だが、北京市のリストには電気自動(dòng)車しか入っていない。こうした狀況は今後、改善されるとみられる。同意見は、各地方が全國統(tǒng)一の新エネルギー車および充電設(shè)備の國家基準(zhǔn)と業(yè)界基準(zhǔn)を厳格に執(zhí)行し、全國統(tǒng)一の新エネルギー車普及リストを執(zhí)行するよう求めている。

國は新エネルギー車の普及補(bǔ)助金モデル政策を?qū)g施し、これまで2期に分けてモデル都市?地區(qū)88カ所を発表した。今後は國がモデル都市の動(dòng)態(tài)管理を行い、基準(zhǔn)に達(dá)しなかった場合は「ブラックリスト制度」を?qū)毪工?。蘇副部長は、「普及の成果が上がっているところは、中央政府が引き続き補(bǔ)助金で支援し、目標(biāo)が実現(xiàn)不可能な場合は、モデル都市のリストから排除し、ブラックリストに入れられ、中央政府の補(bǔ)助金はもらえなくなる。これと同時(shí)に、一連の條件を満たした新しい都市を組み込んで、新エネルギー車の普及目標(biāo)の達(dá)成を目指す」と話している。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/武藤）