中國メディアの新京報は3日、卓球中國代表が2024年のパリ五輪に向けた準(zhǔn)備で平野美宇に照準(zhǔn)を合わせるだろうと報じた。

クロアチアで開催されたWTTコンテンダー女子シングルス決勝で、日本の平野美宇が世界ランク1位の中國の孫穎莎（スン?インシャー）に4-3（4-11/11-9/6-11/11-7/7-11/14-12/11-6）で勝利し優(yōu)勝した。平野は準(zhǔn)々決勝、準(zhǔn)決勝でも中國選手に勝利して勝ち上がった。

新京報は平野について「2017年のアジア選手権で丁寧（ディン?ニン）、朱雨玲（ジュー?ユーリン）、陳夢（チェン?モン）の3選手を破って優(yōu)勝し有名になった。その後、伊藤美誠と共に中國女子卓球チームの主要なライバルとなった。しかしここ數(shù)年は狀態(tài)を落とし、東京五輪での出場は団體戦のみだった」と紹介した。

その上で、「孫は準(zhǔn)決勝で早田ひなにストレートで勝利していた。昨晩（2日）の決勝では孫は平野を相手に3度リードを奪ったが追いつかれ、最終的に敗れた」とし、孫が海外選手に敗れるのは2019年10月のスウェーデンオープンの伊藤との試合以來、およそ4年ぶりだと伝えた。

また、平野のパフォーマンスについて「非常に安定していた。3度リードされたが3度追いつき、マッチポイントを握りながら決めきれなくても大きな感情の亂れはなかった」と評し、平野自身も勝因にメンタルを挙げたことを紹介した。

同記事は、「中國代表と孫にとって敗北は悪いことばかりではない」とし、「この敗戦はパリ五輪前に平野を再認(rèn)識することになり、より（平野に）照準(zhǔn)を合わせた準(zhǔn)備ができる」と論じた。（翻訳?編集/北田）