フライメディア 2023年7月7日(金) 22時0分
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夏本番となった臺灣では連日気溫が33度を超え、うだるような暑さが続いている。
夏本番となった臺灣では連日気溫が33度を超え、うだるような暑さが続いている。日本人にも人気の高いライチが今年は大豊作のようだ。
ライチの産地として知られている彰化縣芬園郷では、ライチの収穫が昨年や一昨年の10倍となり、話題を呼んでいる。マンゴーと同じく、豊作がいきすぎることで価格が崩壊し、農(nóng)家を悩ませる結(jié)果となり、廃棄を視野に入れていたところ、農(nóng)業(yè)協(xié)會がライチを買い取ることとなった。コロナ前は害蟲による不作が問題視されていたが、採れすぎてしまっても困るようだ。
臺灣では年間を通してさまざまなフルーツが楽しめる。旅行の際はぜひ日本ではなかなか食べられない品種のものを思う存分楽しみたいが、実は日本ではあまり聞かれないタブーがいくつかあり、特に空腹時には體に害になることもあるので注意が必要だ。
まず日本人にもなじみ深い柿。日本より南にある臺灣にも柿の産地があり、縁起の良い果物として愛されている。ただ、柿にはポリフェノールの一種のタンニンが含まれており、消化管のけいれん、消化不良や腹痛を引き起こすといわれ、空腹時には食べてはいけないとされている。
次に意外なのがバナナ。日本人にとっては信じられないが、臺灣ではバナナを空腹時に食べると骨に悪いと考える人が多く存在する。ただしこれに関しては根拠がないようで、空腹時に食べることが體にどう影響するかは個人の體格や胃腸の調(diào)子によっても変わってくるようだ。バナナに含まれるリン、カリウム、糖分がカルシウムの吸収に影響を與えるといわれており、筆者も臺灣人から何度も忠告を受けたことがあるが、これはあくまで都市伝説だったようだ。
最も気になるのが今年大豊作のライチ。中華圏では「ライチ病」という言葉があるように、空腹で大量にライチを食べると低血糖となり、めまいや動悸が起きる人もいるようだ。実際に中國で7歳の子どもが気を失ったり、インドで熟してないライチの種にある毒素などにより子ども數(shù)人が命を落としたと報じられている。あくまで貧困層の栄養(yǎng)不足の子どもに起きたことではあるが、トロピカルフルーツにあまり慣れていない日本人は情報として知っておく必要があるだろう。
フルーツは體に良いとされるが、あくまで食べすぎず、自分の體調(diào)に合った食べ方をするのが無難なようだ。(提供/フライメディア)
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