華字メディアの日本華僑報網(wǎng)は6日、訪日外國人客の心はもはや東京や大阪にはないとの記事を掲載した。

記事は、5月の訪日外國人客は約190萬人にまで回復したと説明。「円安は外國人観光客を喜ばせており、多くの海外の人々はすでに日本旅行に行きたいという気持ちを抑えきれなくなっている」と述べた。

そして、「高級品店がひしめく東京や大阪は現(xiàn)在、外國人観光客でごった返している。彼らの目的は同じで、それは円安に乗じた爆買いだ」と指摘。一方で、「外國人観光客の人気は東京などの大都市だけにとどまっているわけではない」とし、日本のニッチな観光地に注目が注がれているとした。

記事はその例として、「日本の歴史を感じることができる」との理由から外國人に人気の中山道の宿場町、獨特の街並みや外國人観光客に親切なことでリピーター客を集める兵庫県の城崎溫泉、雲(yún)海が発生しやすい奈良県の“過疎の村”野迫川村を挙げ、それぞれ獨自の魅力で外國人観光客を引き付けていると紹介した。

その上で、「日本の國土面積は大きくないが、たくさんの小さくて美しい観光地が隠れている。外國人観光客の復活はこうした小さな観光地の知名度上昇や現(xiàn)地住民の収入増に貢獻するほか、文化輸出にもつながる」とし、「2030年までに外國人観光客6000萬人を目指すという日本政府の目標は、本當に達成のチャンスがあるかもしれない」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/北田）