人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2023年7月10日(月) 13時(shí)50分
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北京の街を人民網(wǎng)日本人編集者のA姐とG姐がぶらりと歩いて紹介する、その名も「ぶらり北京」。今回はなんと、什剎海でのドラゴンボート體験!
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北京の街を人民網(wǎng)日本人編集者のA姐とG姐がぶらりと歩いて紹介する、その名も「ぶらり北京」。今回はなんと、什剎海でのドラゴンボート體験!いつもは食いしん坊ぶりばかりを発揮している2人が突如アクティブなスポーツウーマンに?さて、どうなりますことやら…。
【その他の寫(xiě)真】
この夏、ドラゴンボートが熱い。競(jìng)技人口やチームも増えているという。端午節(jié)(端午の節(jié)句、今年は6月22日)前後には、中國(guó)各地でドラゴンボートレースが開(kāi)催された。広東省や香港特別行政區(qū)など、もともとドラゴンボートレースが盛んな南方エリアだけでなく、山東省など北方エリアでも大會(huì)が目白押し。北京でも盧溝橋や円明園で大會(huì)が行われた。
A姐とG姐もこういう伝統(tǒng)行事は大好き!猛暑日にもかかわらず、円明園まで見(jiàn)物に出かけてみた。ドラゴンボートレースというと直線コースのイメージだが、この日は割合小さめの池で行われたこともあってか、池に設(shè)置されたコースを周回するレースだった。
この日、円明園にまで出かけたのは、「北京インターナショナルドラゴンボートチーム」という外國(guó)人も多く參加するチームを応援するためでもあった。チームメンバーは中國(guó)人のほか、イタリア人、ドイツ人、そして日本人と國(guó)際色豊か。この日のレースでは素晴らしいチームワークを発揮し、見(jiàn)事2位という優(yōu)秀な成績(jī)を収めた。
俄然ドラゴンボートに興味が湧いたA姐とG姐。このチームのメンバーである和泉日実子さんにいろいろお話を伺った。和泉さんは日本のドラゴンボートの強(qiáng)豪チーム「東京龍舟」のメンバーでもあり、端午節(jié)の翌週には、香港で開(kāi)催された國(guó)際大會(huì)に日本代表として參加したというツワモノのスポーツウーマンだ。
和泉さんから、ドラゴンボートのように前から後ろに漕ぐ場(chǎng)合は、船の櫂のことを「オール」ではなく「パドル」と呼び、ボートに乗るメンバーの配置を決めることを「配艇」と言うなど、ドラゴンボート豆知識(shí)を説明してもらう。そして和泉さんのこんな一言が、私たちを真夏のボート體験へと誘ったのだった。
「什剎海で毎週練習(xí)しているので、よかったら體験しに來(lái)ませんか?」
そんなわけで、端午節(jié)から2週間後の週末にぶらりと什剎海へ。メインの目的はもちろんドラゴンボート體験なのだが、せっかく北京の人気観光スポットでもある什剎海エリアに來(lái)たからと、まずは前海沿いにあるカフェに立ち寄った。
店內(nèi)から前海、鼓樓?鐘樓が見(jiàn)えるとあって、お店に入るまで20分待ちという大人気。私たちが陣取った屋上のテラス席には、ひっきりなしにお客さんが上がってきては寫(xiě)真を撮っていく。ツバメが舞う夏空の下で前海を眺めながらお茶を飲むというシチュエーションはバッチリ!
人気のカフェを楽しんだ後は、銀錠橋を渡り、後海の岸辺を散策。夏の日差しを避けて水際で涼む人たち、ハスの花の上で風(fēng)にそよぐ柳の枝、水泳やSUPなどウォータースポーツを楽しむ人の姿も見(jiàn)られ、実に気持ちのいい散歩になるはずが……いやはや暑いのなんの!すっかり干上がってしまいそうだ!
ようやく目的地の後海の西岸に著いたものの、あまりの暑さにまたもやカフェに駆け込んだ。冷房の効いた店內(nèi)と冷たいドリンクに、思わず「生き返った~!」という言葉が口からこぼれる。A姐もG姐も、こんな有様でドラゴンボート體験なんてできるの?頭には疑問(wèn)符しか浮かんでこない。
そうこうしている間に、練習(xí)の待ち合わせ時(shí)間に。午後6時(shí)近くとあって日差しはやや弱まっているものの、まだまだ暑い?!袱¥欷丹蓼扦?!」と笑顔で迎えてくれた和泉さんに一応笑顔を返したものの、もう不安しかない。そしてチームを率いる賀鳴隊(duì)長(zhǎng)にごあいさつ。賀隊(duì)長(zhǎng)はドラゴンボートを漕いで21年のベテランだ。ド素人のA姐とG姐の練習(xí)參加を快く受け入れてくれた隊(duì)長(zhǎng)には、感謝しかない!
まずは軽く準(zhǔn)備運(yùn)動(dòng)。そしてチームメンバーの女性からパドルの持ち方と漕ぎ方をレクチャーしてもらう。腕だけでなく、足や腹筋も使うという説明を受けるも、正直なところうまくイメージできない。でも、ここまで來(lái)たらもうトライするしかない!
いよいよ乗艇。ドキドキのA姐とG姐を乗せて、ボートは後海の水面を滑りだした。さっき教えてもらったばかりの漕ぎ方をおさらいする間もなく、掛け聲に合わせてとにかくパドルを動(dòng)かす。思ったよりも水の抵抗が強(qiáng)い。気を抜くとパドルが流されて、跳ね上がった水しぶきで後ろの人が濡れたり、パドルどうしがぶつかったりする。「腕を伸ばして、足の力も使って、リズムに合わせて……」。教わったことをひたすら頭の中で反芻しながら、漕ぐ!漕ぐ!漕ぐ!
この日、私たちは「後海をグルグル回る」練習(xí)をほんの少しだけ體験させてもらうつもりでいた。時(shí)間にして30分から1時(shí)間弱。とりあえずドラゴンボートを體験し、寫(xiě)真と動(dòng)畫(huà)を撮らせてもらえば十分という軽い気持ちでいた。しかし、賀隊(duì)長(zhǎng)は思いがけずスパルタキャプテンだった。結(jié)局、私たちはほぼ2時(shí)間の練習(xí)にフルで參加することになったのだった。
練習(xí)の間、必死にパドルを動(dòng)かしながら考えていたのは、「息を合わせないと後ろのメンバーに迷惑がかかる」ということだった。これはプレッシャーではあったが、それと同時(shí)に頑張ろうというモチベーションにもなった。そして「皆が力を合わせて一艘のボートを漕ぐ」ということに、気持ちがグッとくるものがあった。
「皆が力を合わせる」ことは、このチームのユニフォームにも表れている。ユニフォームのベースは紺色、そこにパドルを持って向かい合う2匹の龍が黃色でデザインされている。このロゴをデザインした賀隊(duì)長(zhǎng)によると、皆が力を合わせるドラゴンボートに相応しいパドルを持った2匹の龍を採(cǎi)用したのだという。
パドルも賀隊(duì)長(zhǎng)がデザインした。「北京は歴史ある古都。私たちはそんな北京の宮廷の庭園だった人工湖?後海を練習(xí)場(chǎng)所にしている。そのため、この練習(xí)場(chǎng)所に相応しいデザインにした?;实郅紊恧摔膜堡朦S色をベースにしたパドルを手にボートを漕ぐことで、北京の文化と特色、そして北京インターナショナルドラゴンボートチームの一員だと感じることができる」と賀隊(duì)長(zhǎng)は話す。
「ここは故宮のすぐ近くにあり、皇帝が園遊に訪れた場(chǎng)所。ここで漕ぎたいという中國(guó)のドラゴンボートチームは多いけれど、ほとんど対外開(kāi)放していないので、なかなか難しい」と賀隊(duì)長(zhǎng)。だからこそ、ドラゴンボートチームにとって憧れの地であるこの場(chǎng)所で練習(xí)できることをとても光栄だと考えている。
端午節(jié)が過(guò)ぎ、ドラゴンボートを取り上げるメディアも減り、人々の話題に上る機(jī)會(huì)も少なくなった。でも、賀隊(duì)長(zhǎng)率いる北京インターナショナルドラゴンボートチームのメンバーは什剎海でボートを漕ぎ続ける?!弗丧楗触螗堠`トは端午節(jié)だけじゃない。もう生活の一部」。練習(xí)の後、賀隊(duì)長(zhǎng)のSNSにはこんな言葉が記されていた。
夕陽(yáng)に照らされて必死にパドルを動(dòng)かしたあの日のことを、折に觸れて思い出す。「力を合わせて一艘のボートを漕ぐ」ドラゴンボート體験は、筋肉痛とともに、心に何日も殘り続けた。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?文/勝又あや子)
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