2023年7月10日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は、タイの自動(dòng)車市場(chǎng)で中國(guó)メーカーが日本のシェアを奪い始めたと報(bào)じた。

記事は、タイで今年6月に7637臺(tái)の純電気自動(dòng)車（EV）が登録され、中國(guó)の「哪吒V」が1位、「BYD Atto3」が2位、長(zhǎng)城汽車の「歐拉好貓」が3位の登録數(shù)となったほか、 名爵のEVも4車種が6位、7位、8位、10位にランクインしたと紹介。今年1?6月のタイにおけるEV市場(chǎng)では、中國(guó)車が80％以上のシェアを得ていると伝えた。

その上で、タイの自動(dòng)車市場(chǎng)は常に日本車の獨(dú)壇場(chǎng)にあり、日本の自動(dòng)車メーカーもタイを最重要海外市場(chǎng)のとみなしてきたものの、その流れが変わりつつあると指摘。トヨタが発売した純EVのbZ4Xは6月に2臺(tái)しか売れず、日産のリーフも6臺(tái)しか売れなかったとし「タイにおいて、日本のEVは中國(guó)のEVに負(fù)けた」と評(píng)している。

記事は、中國(guó)自動(dòng)車メーカーがタイ進(jìn)出にあたり、文化的な影響を利用する、早い時(shí)期に現(xiàn)地に合弁會(huì)社を設(shè)立してローカライズを進(jìn)めるという日本メーカーがかつてタイ市場(chǎng)を開(kāi)拓した際の手法を踏襲していると説明し、タイには1000萬(wàn)人近い中國(guó)系住民がおり、華人系の財(cái)団が大きな実力を持っているという土臺(tái)を十分に活用して、中國(guó)の自動(dòng)車メーカーがここ數(shù)年続々とタイに工場(chǎng)を建設(shè)していると紹介。上海汽車が2017年の第2工場(chǎng)の稼働に続き、今年4月末にはタイに新エネルギー産業(yè)パーク建設(shè)を発表したと伝えたほか、長(zhǎng)城汽車、BYD、奇瑞などもタイでの工場(chǎng)建設(shè)に向けた投資を行うことを発表しているとした。

また、22年のタイの自動(dòng)車生産臺(tái)數(shù)は188萬(wàn)臺(tái)で、そのうちEVの割合はわずか10％未満に留まり、EV産業(yè)がまだブルーオーシャンであると指摘。タイ政府は30年までに自動(dòng)車の30%をゼロエミッション車（ZEV）とし、35年までにZEVの生産臺(tái)數(shù)を135萬(wàn)臺(tái)まで高める方針を打ち出しており、中國(guó)メーカーは潛在力の大きさを魅力としてタイ市場(chǎng)進(jìn)出に積極的になっていると伝えた。

さらに、タイ政府もEV産業(yè)を精力的に支援し、外國(guó)企業(yè)による投資の誘致、完全なEV産業(yè)チェーン構(gòu)築を進(jìn)め、東南アジア最大のEV製造センターとなることを目指しており、この點(diǎn)も中國(guó)の自動(dòng)車メーカーにとって追い風(fēng)になっていると伝えた。（翻訳?編集/川尻）