中國(guó)メディアの第一財(cái)経は11日、なぜ中國(guó)大陸でサル痘の感染者が急増しているのかとの記事を掲載した。

中國(guó)ではこの1週間に各地でサル痘患者が相次いで報(bào)告されており、その數(shù)は10人に増えた。今月4日に遼寧省瀋陽(yáng)市で1人、7日には湖南省長(zhǎng)沙市と天津市で合わせて4人の感染が確認(rèn)された。先月には北京市と広東省広州市でそれぞれ2人の感染が報(bào)告されている。

サル痘はウイルスが原因の感染癥で、一般的な癥狀としては痛みを伴う発疹、リンパ節(jié)の腫れ、発熱など。主に同性間での性的接觸（全てではない）によって人から人へ伝播するとされ、重癥度は人によって異なるものの多くが完治可能だという。

記事は注目すべき點(diǎn)として、海外からの渡航者だけでなく國(guó)內(nèi)でも感染例が出始めていることに言及。患者の急増に伴い感染拡大への懸念が広がっているものの、専門(mén)家は「検出、制御、治療が比較的容易なウイルスであり、大規(guī)模な感染拡大につながる可能性は低い」とし、冷靜な対応を呼び掛けていると伝えた。

また、「感染拡大は主に頻繁かつ無(wú)防備な性的接觸によるものであり、普通の生活をしている人が感染するリスクは低い」とした上で、中國(guó)での感染増は主に人の流れが大きく増えたことと関連しているとの専門(mén)家の見(jiàn)立てを紹介した。

記事は、「世界でもサル痘のワクチンは開(kāi)発されておらず、歐米では天然痘のワクチンが使われることもあるが、中國(guó)ではワクチン接種は実施されていない」と説明?！钢袊?guó)でも昨年、サル痘用のmRNAワクチン3種の開(kāi)発が発表されたが、世界で注目度が低下するにつれてその進(jìn)展は報(bào)じられなくなった」とした。

また、中國(guó)のウイルス學(xué)者?金冬雁（ジン?ドンイエン）氏が今年5月のインタビューで「次世代ワクチンの開(kāi)発を続ける必要はあるが、どのようにつくるのか。つくったところで効果はあるのか。現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では未知數(shù)。既存のワクチンにも効果があり、新たなワクチンはそれよりも大きく改良されていなければならない」と語(yǔ)っていたことも併せて伝えている。（翻訳?編集/北田）