韓國(guó)の中央銀行である韓國(guó)銀行によれば、2022年の韓國(guó)の名目GDPは約1兆6700億ドルだった。韓國(guó)GDPは「世界上位10位圏」から“陥落”し、11位のブラジル（1兆8700億ドル、12位のオーストラリア（1兆7000億ドル）に次ぐ、世界第13位だった。

ドル高で目減り、しかも肝心の輸出は振るわず

韓國(guó)のGDPが振るわなかったのは、ドル高?ウォン安のためにドル換算で數(shù)字が低くなったことと、同時(shí)に輸出が伸びなかったためだ。22年の韓國(guó)の名目GDPは、ウォン建てで前年比3．9%増の2161兆ウォンだったが、ドル建てでは同7．9%減だった。

一方で、輸出主導(dǎo)型経済國(guó)の韓國(guó)は22年、前例のない貿(mào)易赤字に見(jiàn)舞われた。韓國(guó)産業(yè)通商資源部が今年初めに発表した報(bào)告書「22年12月および通年の輸出入動(dòng)向」によると、22年の韓國(guó)の貿(mào)易赤字は472億ドルと過(guò)去最大だった。472億ドルの貿(mào)易赤字は、世界的な金融危機(jī)に見(jiàn)舞われた08年以來(lái)14年ぶりだった。

輸出の足を引っ張ったのは世界的な需要縮小に加え、メモリー半導(dǎo)體の輸出が低迷したことだった。韓國(guó)の輸出は22年10月から9カ月連続で前年比マイナス成長(zhǎng)だった。輸出全體の2割を占める半導(dǎo)體の輸出は、22年8月から11カ月連続で前年同月比で減少した。下落率はしばしば40%を超えた。

対中貿(mào)易でも赤字の構(gòu)図が定著

韓國(guó)にとって最大の輸出市場(chǎng)である中國(guó)との貿(mào)易構(gòu)造も大きく変化している。韓國(guó)メディアの報(bào)道によると、韓國(guó)が長(zhǎng)年にわたり維持してきた対中貿(mào)易の黒字は逆転した。22年の韓國(guó)の対中輸出額は前年比4．4％減の1558億1000ドルだった。韓國(guó)の対中貿(mào)易は22年10月から赤字が続いており、赤字の規(guī)模は拡大し続けている。

その背景には、中韓の貿(mào)易構(gòu)造の変化があるという。かつては多く取引される商品は鉄板や繊維類などだったが、現(xiàn)在は半導(dǎo)體をはじめとする高付加価値の中間製品が主力になっている。しかし、中國(guó)でも先端技術(shù)型の製造業(yè)が急速に発展している。かつては韓國(guó)企業(yè)の競(jìng)爭(zhēng)力が強(qiáng)かった液晶パネル、スマートフォン、電気自動(dòng)車、電池の分野でも、中國(guó)企業(yè)の臺(tái)頭が著しい。

韓國(guó)銀行が5月25日に発表した「経済見(jiàn)通し改訂報(bào)告」は、韓國(guó)の経済成長(zhǎng)が引き続き低迷しているとの見(jiàn)方を示し、23年の韓國(guó)の経済成長(zhǎng)率の見(jiàn)通しをそれまでの1．6%から1．4%に下方修正した。

韓國(guó)の輸出について、期待が持てるのは自動(dòng)車の輸出だ。韓國(guó)側(cè)の統(tǒng)計(jì)によると、完成車輸出は22年第4四半期（10－12月）から好調(diào)だ。韓國(guó)貿(mào)易協(xié)會(huì)の関係者は、半導(dǎo)體輸出が急減し、自動(dòng)車輸出が引き続き堅(jiān)調(diào)に推移していることから、自動(dòng)車が12年ぶりに輸出額トップに返り咲くと予想した。

しかし、韓國(guó)の対中貿(mào)易赤字は23年上半期も続いている。中でも電池など中國(guó)への輸入依存度が高い製品の工業(yè)用原材料やコンピューター、電気機(jī)器などの輸入が増加し、赤字の主要な原因になっている。

専門家からは「韓國(guó)の貿(mào)易赤字は今年になって徐々に縮小する傾向にある。その後の韓國(guó)経済がV字型回復(fù)になるのか、L字型回復(fù)になるのかは、様子を見(jiàn)なければならない」との聲が出ている。半導(dǎo)體の輸出ついても「23年下半期から一部については回復(fù)する」との見(jiàn)方が出ているが、一方では、半導(dǎo)體産業(yè)はさまざまな外的要因に左右されるので、今後を予測(cè)するのは困難との指摘もある。（翻訳?編集/如月隼人）