2014年7月27日、香港のヒットメーカー、ツイ?ハーク（徐克）監(jiān)督の怪奇冒険アクション映畫「ライズ?オブ?シードラゴン 謎の鉄の爪」が8月2日に日本で公開される。監(jiān)督は公式インタビューで「誰も見たことのないものを作りたかった」と語った。

【その他の寫真】

アンディ?ラウ（劉徳華）主演「王朝の陰謀 判事ディーと人體発火怪奇事件」（10）の前日譚。知力?體力兼ね備えた判事?ディーが、海の神?龍王（シードラゴン）の謎に挑む物語。中國映畫史上最高の製作費2億元（約32億円）を費やし、興行収入6億元（約96億円）を稼ぎ出した大作だ。

前作でアンディ?ラウが演じたディーの若き日を、臺灣映畫「モンガに散る」（10）のマーク?チャオ（趙又廷）、ドラマの鍵の握る悲劇の男?ユエンを若手韓流スターのキム?ボムが演じている。中國で人気上昇中の、ドラマ「蘭陵王」のウィリアム?フォン（馮紹峰）、ドラマ「宮廷女官 ジャクギ」のケニー?リン（林更新）ら、アジアの若手俳優(yōu)が競演する作品となった。

──獨創(chuàng)的な武器が魅力的です。どこからアイデアを得るのですか。

物語や人物の必要性によってデザインしました。登場人物が自身の重要性を強(qiáng)調(diào)するために必要なのです。たとえば悪人は棒を使いますが、役柄に合わせて力強(qiáng)さをイメージしました。武器をデザインした理由は二つ。一つ目は登場人物の行動で観客に性格を印象付けること。二つ目はアクションシーンで、武器によって人柄を表すこと。通常の私の映畫にはないかもしれません。

──今回は過去最高のセット數(shù)で、新たな街を建設(shè)するように大規(guī)模な撮影だったそうですね。監(jiān)督の世界観を作るため、特にこだわった點は。

実は新しい街を作ったのではなく、古いセットを使いました。ほとんど一つの地方か小さな街のように大きいもので、裝飾して作品の背景に合わせ、壯大なイメージを作りました。

──監(jiān)督にとってディーの魅力は。

最も大きいのは背景です。ディーがいた7世紀(jì)の唐王朝は、後の時代と大きく異なります。唐は東西文化が入り交じり國際色豊か。さまざまな人が首都に住んでいました。女性と學(xué)者は現(xiàn)代よりも自由だったぐらいです。それがこの時代に関心を持った點です。

ディーはほぼこの時代（唐王朝）にいたので、私は中國の7世紀(jì)を探索する必要がありました。私にとって最も魅力的な點でした。シリーズ化で重要なポイントは時代背景と文化。誰も思いつかない、観客を驚かせる、誰も見たことのないもの。それらが現(xiàn)実となり、製作につながることを望んでいます。

──中國、臺灣、韓國とアジア圏の俳優(yōu)が集結(jié)しました。次回作に日本の俳優(yōu)が出演する可能性は。気になる日本の俳優(yōu)はいますか。

起用する可能性は十分にあります。実は以前、日本人俳優(yōu)をキャスティングしたことがあるのですが、うまくいきませんでした。日本映畫をたくさん観て、日本人俳優(yōu)の演技も観ているので、彼らを起用することに興味があります。

気になる日本人俳優(yōu)は大勢います。が、一緒に仕事をするチャンスがあるか分からないので、今言うのは難しいです。好きな俳優(yōu)はたくさんいます。経験のある俳優(yōu)にも、若くて新しい俳優(yōu)にも興味を持っています。（文/遠(yuǎn)海安）

「ライズ?オブ?シードラゴン 謎の鉄の爪」（2013年、中國?香港）

監(jiān)督：ツイ?ハーク（徐克）

出演：マーク?チャオ（趙又廷）、キム?ボム、ウィリアム?フォン（馮紹峰）、ケニー?リン（林更新）、アンジェラベイビー（楊穎）、カリーナ?ラウ（劉嘉玲）

2014年8月2日（土）、シネマート六本木ほかで全國順次公開。