シャインマスカットの中國(guó)への流出をめぐる主張が、中國(guó)のネット上で議論を呼んでいる。

中國(guó)の作家で果物に詳しい「フルーツハンター」の楊暁洋（ヤン?シャオヤン）氏は22日、中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）アカウントで「シャインマスカットの最も完全な解説、あなたの果物産業(yè)に関する認(rèn)識(shí)を刷新する」と題する動(dòng)畫(huà)を投稿した。

同氏は、シャインマスカットについて米國(guó)の「スチューベン」と「マスカット?オブ?アレキサンドリア」の交配種である「安蕓津21號(hào)」と歐州の「白南」を交配した結(jié)果生まれたものとしたほか、「白南」の血統(tǒng)をたどると元は日本人が中國(guó)から持ち帰った品種に行きつくと説明。それぞれの品種の特徴などについて詳しく説明した。

その上で、一部ネットユーザーらを「愛(ài)國(guó)心がない」と批判し、「中國(guó)の先人たちの獻(xiàn)身があったからこそ、今われわれが果物の自由を享受できる」と持論を展開(kāi)。シャインマスカットが中國(guó)に持ち込まれた経緯について「南京農(nóng)業(yè)大學(xué)の陶建敏（タオ?ジエンミン）教授が2006年に國(guó)家プロジェクトを通じて導(dǎo)入した」と主張し、當(dāng)初はうまく栽培できなかったものの改良や模索を重ねて広く栽培されるに至ったと述べた。

この解説は微博でトレンド入りし、中國(guó)のネットユーザーからは「ようやくシャインマスカットの由來(lái)が分かった。素晴らしい解説だ」「先人たちに感謝」といった聲が上がるなど大いに受け入れられた。一方で、在日中國(guó)人ブロガーの「陳生大王」氏は、この主張に異を唱えている。

「陳生大王」氏は23日、微博で「すみません。私はまたののしられにきた。まず言っておきたいのは國(guó)を愛(ài)していないというわけではなく、ただ白黒をつけたいだけだ」と切り出し、日本政府がシャインマスカットを海外流出の典型的な事例として扱い、メディアでも中國(guó)や韓國(guó)が“盜んだ”と非難されていることをリンク付きで解説?！弗伐悭ぅ螗蕙攻氓趣坤堡扦胜?、私たちが子どもの頃から食べてきたふじリンゴや不知火（デコポン）、紅秀峰さくらんぼも盜まれたものだと指摘されている」と紹介した。

その上で、「では一體誰(shuí)がうそをついているのか。農(nóng)大の陶建敏教授か、それとも日本政府と農(nóng)家か。もちろん誰(shuí)を信じるかはあなたの自由。品種の開(kāi)発者を信じるか、利用者を信じるかだ」と言及?！刚?guī)に導(dǎo)入されたものなら普通は栽培技術(shù)も同時(shí)に伝えられるはずではないか。なぜシャインマスカットの品質(zhì)は長(zhǎng)期に安定しなかったのか。中國(guó)の専門(mén)家が自ら栽培方法を攻略する必要があるのか」と疑問(wèn)を呈した。

さらに、楊氏が果物の自由を享受できることと愛(ài)國(guó)を結(jié)び付けたことにも「いささか気まずい」と評(píng)し、「（中國(guó)）國(guó)內(nèi)の果物が安いのは、一部を開(kāi)発コストもかけずに（海外から）直接持ってきて栽培しているから。そして、農(nóng)民の収入が低いから」と指摘?！溉毡兢喂镛r(nóng)家と中國(guó)の果物農(nóng)家の収入を比較すれば、知的財(cái)産権と人的コストの価値が分かるはずだ」と訴えた。

「陳生大王」氏は「こういうことを言うのは國(guó)を愛(ài)していないからではなく、海賊版を愛(ài)していないからだ」とし、「悪貨が良貨を駆逐し、海賊版を支持?黙認(rèn)し、さらには白黒を逆転させる。確かに一時(shí)は溜飲を下げることができるが、（中國(guó)の）自主研究開(kāi)発には破滅的な破壊となる」と述べた。

この投稿にはフォロワーらから「あなたの視點(diǎn)に賛同する」「感動(dòng)した。本當(dāng)に骨太な文章だ」「ふじも盜んだものだったとは。正規(guī)に導(dǎo)入されたものだと思ってた」「私は農(nóng)業(yè)を?qū)Wんでいるけど、國(guó)內(nèi)の教授も盜んだものと言ってる」「他國(guó)との差が見(jiàn)えず、愛(ài)國(guó)を盲信」「何でもかんでも愛(ài)國(guó)と結(jié)びつけるのは病気だよな」などのコメントが寄せられている。（翻訳?編集/北田）