2023年7月25日、中國(guó)メディアの上遊新聞は、中國(guó)で生鮮食品が新鮮に見(jiàn)えるライトの使用を規(guī)制するルールができたことを報(bào)じた。

記事は、中國(guó)市場(chǎng)監(jiān)督総局が22日「食用農(nóng)産物市場(chǎng)販売における品質(zhì)と安全の監(jiān)督管理規(guī)則」を発表し、12月1日より施行することを明らかにしたと紹介。この規(guī)則によると、生鮮食用農(nóng)産物の販売において、食用農(nóng)産物の実際の色や光沢など感覚的特性を明らかに改変する照明やその他の設(shè)備を利用して、消費(fèi)者に誤認(rèn)させてはならないことを明確にしていると伝えた。

そして、淘寶網(wǎng)（タオバオ）などのECプラットフォームでは各種の「生鮮ライト」が販売されており、売れ筋製品では月に1000個(gè)単位で売れていると紹介。ライトはワット數(shù)、ランプの材質(zhì)、防濕?防霧?防水などの性能、色の明るさを調(diào)整機(jī)能などによって価格に差があり、最も安い20ワットの価格は約25元（約500円）で、ツマミにより色を調(diào)節(jié)できるものは60元（約1200円）、リモコン操作や充電が可能な最も高価な製品は160元（約3200円）余りであるとした。

また、販売店舗のカスタマーサービス擔(dān)當(dāng)者からは同総局の規(guī)則について「良くわからないが、売れ行きに影響は生じていない」「豚肉用の特に赤いライトは禁止しているところがあるみたいだが、果物用などはそこまで色が変わらないので影響はないと思う」といった聲が聞かれたと紹介している。

記事によると、「生鮮ライト」には実にさまざまな色彩が存在し、用途が細(xì)かく分かれているという。豚肉用ライトの最新モデルが赤と白を際立たせる色彩になっているほか、赤と黃色を基調(diào)としたもの、赤の暖色系、緑と白などがあるようだ。

記事は、南京市場(chǎng)監(jiān)督管理當(dāng)局の関係者の話として、これまでは関連のクレームが寄せられても取り締まりの対象があくまで品質(zhì)に問(wèn)題がある食品という観點(diǎn)に限られ、「生鮮ライト」自體の取り締まりができなかった狀況が、今回の「規(guī)則」により問(wèn)題を処理する根拠ができたと伝えている。（翻訳?編集/川尻）