2023年7月27日、獨國際放送局ドイチェ?ヴェレの中國語版サイトは、外資企業(yè)が拠點を中國から東南アジアに移す流れの中で、中國企業(yè)の間でもタイに進出するトレンドが起こっていると報じた。

記事は、2018年以降、米中間の地政學的対立や新型コロナの流行、関稅の優(yōu)遇政策、新興國市場の潛在力の大きさといった要素から、これまで中國にあった多くの外資企業(yè)が東南アジアへの投資にシフトし始めているとともに、中國企業(yè)の東南アジア移転も進んでおり、特にタイが最大のターゲットとなっていると紹介した。

そして、ここ數(shù)年の電気自動車（EV）産業(yè)の臺頭に伴ってタイ政府がBYDなど多くの中國自動車メーカーの誘致を強化しており、中國からタイへの直接投資が増加傾向にあると説明。タイ在住の臺灣人スタートアップ起業(yè)家?羅聿（ルオ?ユー）氏が「タイへの工場進出を希望する河北省や江蘇省の中國企業(yè)から多く連絡があり、數(shù)回の視察訪問の後、言葉や文化、法規(guī)への不慣れという問題がありながらも最終的にタイへの投資計畫を斷念したのは1社だけだった。早いところでは今月末にはタイでの登記に向けた準備を整える會社もある」と語ったことを伝えている。

その上で、臺灣企業(yè)や多くの外資系企業(yè)にとって東南アジアの投資対象として好ましいのはベトナムだと認識される一方で、中國本土の企業(yè)経営者はベトナムに対して多くの懸念を抱いていると指摘?，F(xiàn)地のインフラやサービスが整っていることに加え、地政學的リスク、中國排斥などの問題が発生しないかなどが中國企業(yè)にとっての重要な判斷材料であり、これらの點においてタイがベトナムより優(yōu)位性を持っているのだとした。

記事は、ルオ氏が「タイでの工場設立を決定した複數(shù)の中國人企業(yè)家は、調査のためベトナムにも訪れたが最終的にはやはりタイに決めた」と明かし、ベトナムのインフラがタイに比べて相対的に劣っていること、そしてタイ人がベトナム人よりも中國企業(yè)に対して友好的であることが大きな決め手になったようだと語ったことを紹介している。

また、成熟した低コストの労働力に依存する衣料品産業(yè)にとってタイは必ずしも最良の生産拠點ではないものの、國際的なデザイナーが多く、獨特なタイシルク文化も持つという強みも持っていると紹介。広東省に衣料工場を構える臺灣の実業(yè)家が「タイは生産拠點としてではなく、衣料産業(yè)の研究開発センターとして適している」と語ったことを併せて伝えた。（翻訳?編集/川尻）