2023年7月30日、新浪新聞は、重慶市の軌道交通2號線で停電が発生して多くの乗客が車內(nèi)に閉じ込められる中、乗客の高齢者が換気のために窓ガラスを割ったことが稱賛されたと報じた。

記事によると、重慶市軌道交通2號線の馬王場駅で29日に設備トラブルが複數(shù)回発生して列車が運転できなくなった。乗客は「空調も止まってしまった。関係者は設備故障で現(xiàn)在修理中のため、車內(nèi)でお待ち下さいとアナウンスしていたが、車內(nèi)には子どもや妊婦、高齢者が多くいるにもかかわらず、小窓でしか換気ができず車內(nèi)はサウナのようになっていた。40分余り閉じ込められて車內(nèi)の空気が薄くなっており、乗客たちは息苦しさを感じていた」と話した。

そうした中、ある女性客が車外の作業(yè)員に対して窓ガラスを割ってもらえないかと頼んだところ「安全ハンマーがないので割れない」との返答があった。車両內(nèi)にも安全ハンマーは備え付けられておらず、思案していたところ、幸いに車內(nèi)にいた労働者が工具箱から小さなハンマーが提供され、受け取った年配の男性がハンマーでガラスを割った。その約2分後にドアが開き、車掌から外に出て良いとのアナウンスがあったとのことだ。

ネット上で公開された動畫では、年配の男性がドアの窓ガラスをハンマーでたたいて割る様子が映っており、割れた瞬間に他の乗客から歓聲が上がる様子も収められていた。

中國のネットユーザーは「おじいさん、よくやった！」「乗客の安全のためにやったこと。すばらしい」「どんな狀況であろうと、命を守ることに責任を持たなければならない」「車両に脫出用の安全ハンマーがないことこそ問題」「安全ハンマーってこういう時に必要なものではないの？」など、年配男性の行動を稱賛する聲とともに、安全ハンマーが配備されていなかったことに対する疑問の聲を殘している。

また、「ハンマーって危険物じゃないの？車內(nèi)に持ち込んで良かったんだっけ？」「そもそも駅の構內(nèi)で停車してたのだから、さっさとドアを開ければよかったのでは？」などの感想も寄せられた。（翻訳?編集/川尻）

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— 中國動畫 (@RC00547555) July 31, 2023