中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)（電子版）に15日、「世界のレアアース（希土類）産業(yè)チェーンを変えるのはそう簡(jiǎn)単な話ではない」とするオピニオン記事が掲載された。筆者は中國(guó)科學(xué)院科學(xué)技術(shù)戦略諮問(wèn)研究院の周城雄（ジョウ?チョンシオン）研究員。

記事はまず、モンゴルと米國(guó)が6月にレアアースや重要鉱物に関する覚書を締結(jié)し、さらに最近、協(xié)力関係を一段と強(qiáng)める方針を発表したことに觸れた。

その上で、「モンゴルと米國(guó)のレアアース協(xié)力によって中國(guó)の影響力が減ることは、中國(guó)のレアアース産業(yè)にとって良くないとの見方もある」とした上で、「レアアース問(wèn)題が國(guó)際的に大きな影響を與えていることを考えれば、そのような見方があるのも驚くべきことではないが、包括的な分析を行えば、そうした懸念は余計(jì)なものであることが容易に分かる」とした。

記事は「世界のレアアース資源は不足しているわけではない」と指摘。「米地質(zhì)調(diào)査所によると、世界のレアアース推定埋蔵量はここ數(shù)年、1億2000萬(wàn)トン前後で推移している。2022年の世界のレアアース推定埋蔵量は1億3000萬(wàn)トンで、世界の年間生産量は前年比3．4％増の30萬(wàn)トンだ?？蓲?cǎi)年數(shù)は400年、石油の43年、天然ガスの63年を大きく上回っており、主要な鉱物資源と比較すると、それほど希少ではないことが分かる」とした。

続いて「米國(guó)は中國(guó)にとって最大のレアアース鉱石の供給元だ」と指摘?！该讎?guó)のレアアース推定埋蔵量は約230萬(wàn)トンだが、22年の生産量は4萬(wàn)3000トンで、可採(cǎi)年數(shù)はわずか53年だ。表面的には、米國(guó)のレアアース資源は不足しており、他國(guó)のレアアース資源に依存するようになるが、実際には、米國(guó)のほぼすべてのレアアース鉱石が中國(guó)に輸出されている。中國(guó)稅関総署によると、中國(guó)が23年1～6月に輸入したレアアース鉱石は約3萬(wàn)7852トンで、うち約3萬(wàn)7751トンが米國(guó)から輸入したものだ。これは主に、米國(guó)における生産と加工のコストが高いためで、米議會(huì)は利益団體の働きかけの下、國(guó)內(nèi)のレアアース採(cǎi)掘に補(bǔ)助金を出しているが、加工體制が整っていないため、高コストで採(cǎi)掘したレアアース鉱石を中國(guó)に輸出するしかない」とした。

さらに「米國(guó)がモンゴルから大量のレアアースを直接購(gòu)入することは不可能だ」とも指摘。「中國(guó)のレアアース推定埋蔵量は世界で最も多い4400萬(wàn)トンで、世界全體の29％を占めている。モンゴルは中國(guó)に次ぐ3100萬(wàn)トンで、米國(guó)を大きく上回っているが、整備されたレアアース加工産業(yè)チェーンを欠いているため輸出するしかない。高額の補(bǔ)助金を投じて採(cǎi)掘したレアアース鉱石のほぼすべてを中國(guó)に輸出している米國(guó)が、モンゴルから大量に購(gòu)入するだろうか」とした。

また「モンゴルのレアアース開発と輸出における最良のパートナーは中國(guó)だ」とし、「米國(guó)にとってモンゴルとのレアアース協(xié)力は表面的な対応にすぎない。なぜなら、米國(guó)にはモンゴルのレアアース鉱石を消化する能力はなく、短期的にレアアース加工體制を整備することも困難だ。レアアース採(cǎi)掘に補(bǔ)助金を出し続ける限り、中國(guó)にレアアース鉱石を輸出するいう局面を変えるのは難しいだろう」との見方を示した。（翻訳?編集/柳川）