韓國の観光収支が2001年から昨年まで22年連続で赤字を記録していることに関連し、韓國メディアが中國からの「恵みの雨」に希望を託していると、中國紙?環(huán)球時報が16日付で報じた。

記事はまず、韓國?聯(lián)合ニュースの報道を引用し、韓國の今年上半期の観光収支は46億5000萬ドル（約6750億円）の赤字で、赤字幅は上半期として2018年（70億6000萬ドル）以來5年ぶりの高水準であること、今年も赤字が続く見通しであること、その主因は國內(nèi)から海外に観光客を送り出すアウトバウンドに比べ、海外から観光客を呼び込むインバウンドの回復が遅れているためであることなどを伝えた。

聯(lián)合ニュースによると、上半期に韓國を訪れた外國人観光客は443萬1000人で、前年同期比446．9％増加したが、コロナ禍前の19年上半期と比べると52．5％の水準にとどまっている。一方、上半期に海外を訪れた韓國人観光客は993萬人で、19年上半期の66．0％まで回復した。コロナ禍以前に訪韓外國人観光客の中で最も多かった中國人の客足が戻っていないことが、観光収支に大きな影響を與えている。

記事はその上で、韓國メディアの毎日新聞が、「中國政府が最近、韓國への団體旅行を解禁したことが、韓國の観光業(yè)界にとって恵みの雨となるかどうかが注目されている」と報じたことも取り上げた。（翻訳?編集/柳川）