獨(dú)メディアのドイチェ?ヴェレ中國語版は16日、中國の出生率がまたしても過去最低を更新したと報(bào)じた。

中國人口?発展研究センターがこのほど提出した報(bào)告書で、2022年の中國の合計(jì)特殊出生率は推計(jì)で1．09にまで低下した。記事によると、現(xiàn)在世界で人口が1億を超える國の中では最低になったという。

記事は「中國が日本社會(huì)の高齢化を後追いするかどうかについて、中國で多くの議論がなされている」とした上で、中國メディアの毎日経済新聞の報(bào)道を引用し、中國人口?発展研究センターの報(bào)告書では2021～25年の「第14次5カ年計(jì)畫」で、中國では「極めて低い出産レベル」が出現(xiàn)し、しかも「將來的に出産レベルが回復(fù)する余地は限られる」と予想されていると伝えた。

その上で、「人口減少や急速な高齢化への懸念から、中國政府は金銭的なインセンティブや児童養(yǎng)護(hù)施設(shè)の改善など、出生率を高めるための一連の施策を積極的に推進(jìn)している」とする一方、「中國の人口政策には、若者が結(jié)婚したがらないというもう一つの懸念がある」と指摘。22年の中國の婚姻件數(shù)は前年比で80萬組余りも減少したことを挙げ、中國の人口學(xué)者?梁建章（リアン?ジエンジャン）氏からは「若い世代の結(jié)婚観が変わってきた。獨(dú)身を普通の選択肢と考える若者が増えている。30代になっても結(jié)婚していないのは、若者の間では全くおかしいことではなくなっている」との見方が出ていることを紹介した。

梁氏はまた、「女性の教育レベルと経済的自立が大幅に向上するにつれ、女性の結(jié)婚への意欲は男性よりも低くなっている」と指摘。また、「若い世代の人口が減少していることから、今後數(shù)年間、中國の結(jié)婚者數(shù)は依然として減少し続けることが予想される」とも述べたという。

記事は、「中國政府は『適度な出産水準(zhǔn)』の維持に努めると表明したが、同國の高い養(yǎng)育費(fèi)用や、女性が育児のためにキャリアを停止せざるを得ないという狀況が、多くの女性に出産を敬遠(yuǎn)させている」と説明。中國のシンクタンク「育媧人口研究智庫」の今年2月の報(bào)告で、中國は韓國に次いで世界で2番目に育児コストが高い國で、1人當(dāng)たりGDPの6．9倍に達(dá)するとされたこと、中國では依然として子どもの面倒を女性が見るべきという考え方が根強(qiáng)く、中國政府が男性の子育て參加を呼びかけているものの多くの省では実現(xiàn)していないことを伝えた。

毎日経済新聞によると、梁氏は子ども2人の世帯に1人當(dāng)たり毎月1000元（約2萬円）を、3人以上の世帯には毎月2000元（約4萬円）を支給することを提案。また、子ども2人の世帯には所得稅と社會(huì)保険料を半額に、3人の世帯は全額免除とする政策を?qū)g施すべきだとし、これにより出生率をおよそ20％引き上げることができると推計(jì)した。（翻訳?編集/北田）