中國(guó)北部を襲った大雨が各地に甚大な被害を與える中、ドローン（無(wú)人機(jī)）などの最新技術(shù)が寸斷された連絡(luò)網(wǎng)をカバーする役割を果たした、と中國(guó)紙が報(bào)じた。緊急通信用ドローンは200メートル上空で24時(shí)間を超える滯空時(shí)間を保ち、12平方キロ近くに及ぶ被災(zāi)地でインターネット接続などを可能にした。

AFP通信が紹介した東方新報(bào)の記事によると、北京市では臺(tái)風(fēng)5號(hào)の影響で、7月29日から8月2日にかけて豪雨が発生。観測(cè)記録が殘る140年間で最大の雨量となり、倒壊?破損した家屋は20萬(wàn)戸以上、死者?行方不明者は50人を超えた。

特に北京市南西部の門(mén)頭溝地區(qū)では住民の8割近い31萬(wàn)人が被災(zāi)した。北京に隣接する河北省涿州市でも洪水被害が目立ち、一時(shí)連絡(luò)が取れなくなった集落が多かった。涿州市は「三國(guó)志」で劉備?関羽?張飛の三人が旗揚(yáng)げした地として、日本の観光客も訪れる場(chǎng)所だ。

この被災(zāi)地で通信網(wǎng)確保に急いだのが中國(guó)電信（チャイナテレコム）、中國(guó)聯(lián)合通信（チャイナユニコム）、中國(guó)移動(dòng)（チャイナモバイル）の三大通信事業(yè)者だ。洪水や山津波などで中継基地や通信網(wǎng)が機(jī)能を失った代わりに、緊急通信用ドローンやオフロード緊急車を大量に投入して臨時(shí)の通信ネットワークを整備。通信衛(wèi)星や遠(yuǎn)隔データ転送と連動(dòng)し、門(mén)頭溝地區(qū)などとの連絡(luò)を回復(fù)させた。

現(xiàn)代人にとって、人との連絡(luò)はスマートフォン頼みとなっている。突然の災(zāi)害時(shí)に電波が屆かなくなると、途端に助けや連絡(luò)を取る方法を失う。生命の危機(jī)といえる狀況にすぐにはならなくとも、「スマホが使えない」こと自體が心理的な負(fù)擔(dān)となる。

今回の災(zāi)害ではドローンの空中通信ステーションなどを通じ、被災(zāi)者のスマホに「早急に家族と連絡(luò)し、救助を待ってください。ご無(wú)事を祈ります」とショートメッセージを発信。臨時(shí)の連絡(luò)網(wǎng)を確保したことを伝えて、被災(zāi)者がショートメッセージや緊急電話をかけることができた。

中國(guó)移動(dòng)保定支社の盧剛副社長(zhǎng)は、「ドローンを使った緊急通信システムは洪水、地震などの災(zāi)害や山間部、渓谷、高地といった自然環(huán)境でも柔軟に対応できる」と説明。未曽有の大水害の中、最先端技術(shù)が効率的で短期間の通信回復(fù)をもたらしたとしている。（編集/日向）

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— 中國(guó)動(dòng)畫(huà) (@RC00547555) August 17, 2023