臺(tái)北市の蔣萬安市長が29日から31日まで上海を訪問する。臺(tái)北上海城市論壇（雙城フォーラム、両都市フォーラム）に出席するため。18日午前に明らかにした。同時(shí)點(diǎn)で中國軍が臺(tái)灣周辺で軍事演習(xí)を?qū)g施すると予告していたが、上海訪問を変更しなかった。

雙城フォーラムは2010年から毎年１回実施されてきた。第1回は臺(tái)北市內(nèi)で、第2回は上海市內(nèi)でと、開催場所は輪番制だ。臺(tái)灣側(cè)からは10年の第1回から14年の第5回までは國民黨所屬の郝竜斌市長が、15年の第6回から22年の第13回までは、當(dāng)初は無所屬で後に臺(tái)灣民衆(zhòng)黨を結(jié)成した柯文哲市長が出席した。

蔣市長は18日の時(shí)點(diǎn)で取材に対して、雙城フォーラムに參加すると述べ、「慣例に従い、上海市政府の代表と會(huì)う。同時(shí)に、必ずや対等、尊厳、善意、互恵の原則を堅(jiān)持し、都市としての交流を行う」と説明した。

蔣市長は中國國民黨の指導(dǎo)者だった蔣介石主席の曽孫で、蔣介石主席の息子でやはり同黨黨首だった蔣経國主席の孫だ。所屬はやはり國民黨だ。臺(tái)灣政界で対立する民進(jìn)黨所屬の臺(tái)北市議會(huì)議員からは、大陸側(cè)が臺(tái)灣周辺での軍事演習(xí)を予告している狀況で大陸を訪問することを疑問視する聲も出た。蔣市長は「大きな環(huán)境が困難である狀況にあって雙城フォーラムは非常に重要な交流の場になるはずだ」「（臺(tái)灣海峽）両岸の情勢が緊迫すればするほど、意思疎通と交流が必要にだ。雙城フォーラムはまさにそのような役割を果たすプラットフォームだ」と述べた。

蔣市長はさらに「臺(tái)灣の民衆(zhòng)は皆、軍事力行使の兇事や戦亂の危機(jī)を望んでいない。皆が平和と繁栄を望んでいる。これは私の確固たる立場であり、臺(tái)灣の民衆(zhòng)の心の聲でもある」と強(qiáng)調(diào)した。

今年の雙城フォーラムのテーマは「新トレンド、新発展」で、臺(tái)北市政府情報(bào)局は「技術(shù)のオープンソース、都市の共益」、上海市経済と情報(bào)化委員會(huì)は「スマートシティー、デジタル経済」をテーマに、それぞれ基調(diào)講演を行う。また「低炭素の永続」「スマート醫(yī)療」「デジタル経済」の3つのテーマを巡って、臺(tái)灣と上海の産官學(xué)界の代表が議論を行う。

なお中國軍は19日になり、臺(tái)灣周辺で海軍と従軍が合同軍事演習(xí)を開始したと発表し、「外部勢力と結(jié)託した臺(tái)灣の獨(dú)立勢力に対する深刻な警告だ」と表明した。中國軍の演習(xí)は、臺(tái)灣の頼清徳副総統(tǒng)が南米のパラグアイ訪問する際に米國に立ち寄ったことに対して強(qiáng)い反発を示すためとされる。パラグアイは臺(tái)灣（中華民國）との外交関係を維持する世界13カ國の中の１國。（翻訳?編集/如月隼人）